ライフビジョン21「ワルに学ぶ『実戦心理術』」王様文庫

公開日: : 最終更新日:2011/09/20 書評(書籍)



著者が不明。したがって内容をあまり信用しないようにする。ただ、内容が面白そうなので、話半分で読み捨てる感覚で読んだ。期待どおり、面白かった

この本は目次を見て、それで面白そうだったら買ってしまって構わない。どうせ文庫本だし、読み捨てる感じで

特にこれは、三笠書房の王様文庫というシリーズ。軽い、というかサブカルチャー、というかハウツー、というかポップ、というか。他社でも同様なカテゴリと見られるものがある。こういうの意外と好きなのだ

以下の引用部分は、あくまで私の個人的な見地からの抽出であり、これ以外にも面白い記述は多くあった。ただ、それらは、多くの「すでに知っていること」と「すでに実践していること」と、そして僅かの「私に無縁のこと」。これらは確認の意味でも一読するに有益ではあったが、ここでは引用していない



p16.人をほめるときは、第三者を通じて間接的に、または第三者の同席する場で直接的に、行う。「こちらは上司の○○ですが、いつも頼りにしておりまして…」

p30.些細なところで反論しておき、仕事上の重要なところで同意すると、重みがあるし、ゴマすりとも思われない。「自分の意見を持った人物」と評価してくれる

p50.発言中に誰かが刃向かって来そうであれば、大げさなボディーランゲージで堂々と説く。実際は大した内容でなくても、相手は説得されたような気分になり、つい反論するのを忘れてしまう

p54.チェーホフ「書簡」より;「嘘をついても人は信じる。ただ権威をもって語れ。」

p136.ラ・フォンテーヌ「寓話」より;「無知な友ほど危険なものはない。賢い敵のほうがずっとましだ。」

p146.反対意見には時間をとる。反対派内部の意見の微妙な相違を際立たせて、それぞれを超少数派として扱うことで、考慮する必要がないことを見せつけてやる。すなわち、「賛成が12人、もっとテストしてからという意見が2人、改良の余地があるという意見が1人、価格を安くする意見が1人、若い女性に好まれるデザインにする意見が1人、ネーミングが良くないという意見が1人、市場調査をもっとしたほうがいいという意見が1人、不況だから冒険はできないという意見が1人」

p171.勧誘に対する返事は、強引に保留させる。否定的な感情は、時間の経過により薄れる。「今度電話するから、そのときまでに考えておいてよ」。また、人は自分に好意を持つ相手を好きになる傾向がある。もう一度アプローチするまでの間、相手はこちらのことをあれこれ考えている。時間をおいて再び誘えば、「真剣だ」「本気だ」と思い込む

p174.気に入った相手と電車に乗るときは、互いに立ったまま会話をする。さらに体の接触は親近感に弾みをつける。電車は揺れる

p180.黒と反対に、パステルカラーは人を寄せ付ける。優しく、活気にあふれ、楽しむことが上手で、若々しい、という好ましいイメージに繋がる

p183.顔の左半分を見せると自分をよく見せることができる。左半分には表情や感情がよく表れる。表情が豊かになり、魅力的に見える

p185.目を見るという行為は、相手の思考回路を遮断してしまう。理性的に考えるのを阻止して、関心を持たれる喜びにひたらせ、一気に攻め落とす。口説き文句の内容より重要

p198.映画「動く標的」より;「この世には、あんたみたいな善人がたくさんいる。だから図々しいヤツが勝つのさ。」

p212.商談においては、いかにも誠実そうに、あえてマイナス情報も与える。疑い深い客からも信頼を勝ち取ることができ、簡単に落としやすくなる

p213.誠意を有形化する一方策として雨の日の訪問を提案

p223.人の記憶に残るようにするための方法。金を貸さざるを得ないときは、見知らぬ場所(初めての喫茶店)で、インパクトのある事件(普段飲まないトマト・ジュース、水をこぼして相手のズボンにかける)とともに行う。金を返さないときは同じ状況を作ってやる。また、人間の記憶は、その出来事から寝るまでの時間が短いほど忘れにくいという構造になっている。機会は夜のほうがいい

p237.デートの誘いにイエスと言わせるために二者択一を迫る。ポイントは、すでに相手がデートを承諾したと仮定して、それを前提として考えること。「ワインバーと、焼酎のうまい居酒屋とどっちが好き?」。相手は自発的に意思表示をしたのだから断りにくい

p231.フット・イン・ザ・ドア。心理的に抵抗の少ないことから始めて、断りにくい立場に追い込む方法



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