ウィリアム・リード「記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術」フォレスト出版

公開日: : 最終更新日:2012/09/16 書評(書籍)



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読書術や自己啓発に関する本は結構読む。そしてその中でよく出てくるのが本著が主題としているマインドマップである。先日に読んだ“原尻淳一・小山龍介「IDEA HACKS!」東洋経済新報社”でも登場した。それを受けて自分のパソコンにFreeMindをインストールもしてみた

この本ではマインドマップの効用と、その実際を説明している。一通りの説明があり、またそれも平易なので、入門書といった感じか。とりあえずの一冊としては十分に推薦できる

装丁も黄色いブックカバーでいい感じだし、中は多色刷りとなっていてとっつきやすく、サンプルとして掲載されているマインドマップを眺めていると、自分が作ったのではないのになぜか達成感を感じる

これはトンデモなのか、違うのか。結構市民権を得ていると思われるマインドマップ。この本の中でも欧米を初めとする有名企業も導入していると言うが、どうも説明において素直に読んでいけない部分もある

右脳と左脳の違いの説明が出てくる。それはマインドマップの理屈のためには必要なようだが、どうも決定的な主張を読み取れなかった。であるから、方法論とはあまり関係がないと思われて仕方なく、であれば読み飛ばしてしまえばよかったとも思えた



p24.これは中心のテーマから放射状に言葉や絵が伸びていく記憶を写しとる技術と言っていいかもしれません。そして、ここで重要なのは「放射状になっている」という点です。なぜ重要なのかと言えば、情報が連想となって放射状に広がるしくみは、脳の神経細胞であるニューロンと同じで、マインドマップは脳のネットワークをそのまま紙に写した形だからです



脳の神経細胞のニューロンと同じ形をしていることが情報の整理と記憶に有用であると主張しているようなのだが、どうもストンと落ちてこない。リーズニングがないというか、感覚的というか、短絡的というか、そんな説明じゃないですか



p48.あなたが右脳と左脳のどちらの思考が強い傾向にあるのかは、利き目から類推することができます



これ、自分でやってみたんですけど、どうしても利き目を判定することができません…



p59.たとえば、最初に「テーブル」という言葉を「語呂合わせと関連づけ」で覚えるとしましょう。「1→イチゴ」と関連づけるのがテーブルです。「テーブルとイチゴ……お皿にのったイチゴがテーブルの上に置いてある」というようなイメージが一般的な解答です。しかし、このような関連づけは印象が薄くてあまりいいとは言えません。状況があまりにもありふれているため、ごく当たり前のどこにでもあるようなイメージは消えやすく、ほかのイメージと混ざりやすいからです。より印象的な状況をイメージしてみましょう。たとえば「テーブルの上にあるイチゴを手で握りつぶして、その汁をテーブルにこすりつけて来ている服に飛び散った」というような、あなたにとってふるうではないイメージをつくるようにするのです



なるほど、メモメモ



p74.メイン・ブランチを4~5本としているのは、別にルールとしてあるのではありません、人間は一度に7つ以上のものを覚えるのは困難になると言われています

p91.ブランチが一方向にだけ伸びてしまうということがあります。残りのメイン・ブランチは貧弱になってしまいます。これは、あなたのイメージが最初のものからズレていってしまっているということを意味します。その場合は別の用紙に替えて、あなたが強くイメージしたものをテーマイメージにしてマインドマップを作り直すと、よりあなたの脳に直結したバランスのとれたマインドマップを描くことができます

p93.人間の脳は話す速度の4~10倍で考えると言われています

p95.話し言葉は、ふつう1分間に135字くらいです。一方、書く速度は1分間に40字ほど。どんなに早く書ける人でも話すときの3割程度にとどまります。しかし、話された言葉の10%にあたる重要なキーワードをとらえておけば話の内容が再現できます。つまり、毎分10個のキーワードをつかみ取る能力を持てばよいわけです

p109.カラースキーマー・オンラインというページにHEXコードを入力すれば、ゴールデンロッドの適合色16色が自動表示されます。テーマに合わせて5~6色選べば、自分のマインドマップ用にすてきな配色が作り出せます

p121.右脳で絵を描くワークショップは日本でもあります。絵がまったくダメという人でも、この講座を受講すると絵を描けるようになったという例が数多くありますし、私自身の受講経験からもおすすめです

p122.この本の目的は絵をうまく描くことではないですから、むしろ「身体は食物で養われるが、脳はビジュアルな情報によって培われる」という意識で、ビジュアルの感性を磨いていってください

p134.人間は、覚えたことを復習しなければ、24時間以内に80%を忘れてしまう生き物です

p135.記憶や思い出すことについては多くの研究があります。それらの研究結果によると、人の記憶にもっとも残るのは、最初と最後のものであるということです。ですから、計画的に休憩し復習することで、最初と最後の回数を増やしましょう

p144.マインドマップを知っている人でさえ、他人のマインドマップを見てもなかなか理解できません。ですから、知らない人にとっては資料として適切ではありません。マインドマップはあなたのイメージを形にしたものですから、自分の資料として手元においてください

p147.プレゼンのリハーサルは中身に一貫性を持たせ、完全に自分のものにするための準備です。イメージが湧くように実際に声に出して、身につくまで何度も練習しましょう。あとは本番であなたらしく振る舞うだけです





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