ケン・ブランチャードほか「1分間自己管理」ダイヤモンド社

公開日: : 最終更新日:2012/02/18 書評(書籍)



これも2年前に買って積んだままになっていたものだ。直ぐに読んでおけばよかったと後悔する良書

読み終わって改めて表紙を見る。何なんだ。どこが「1分間」というのだ。表紙に偽りあり、タイトルに偽りあり。これだけ読んだのではよくわからないが、どうも著者の代表作が1分間というキーワードらしいのだが。まあ、このことは忘れることとする

この違和感を差し置いても、なかなか面白い内容の本だった。エンディングはちょっとベタッとしてたけどね。まあ、よかった

特に、下に引用したとおり、トリアージ、ノー、熱い心でやりぬけ、などは印象に残るものだった

内容は平易で分量もそれほど多くない。寝る前に軽く読むのに良いのではないか。寝ている間に自分の脳が改造されることと思う



p34.「先延ばしの癖のある人は、いかにも忙しそうにしているけれど、実はどうでもいいことに引っかかっていることが多い。それでいて、大事なことはなかなか行動に移れない。だから、優先順位の高いことほど遅れがちになる。この場合、先延ばしは『時間を守れない』という悪循環を生むのよ」

p35.「先延ばしの癖のある人は、意識するしないにかかわらず、自分にも他人にも『ストレス』を与えているということよ。ぎりぎりになってあわてるので、自分もストレスになる。まわりの人もはらはらさせられたり、尻ぬぐいをさせられたりしてストレスを受けるわ」

p37.「アルギャロンのみんなにも、あらゆる活動にたえず”トリアージ”をかけてもらいたいの。そうすれば、目先のことから片づけていくのではなく、いちばん大事なこと―つまり優先順位のトップ―から真っ先に処理していける。肝心なことは何かを見抜ければ、大事なことで遅れをとったりしなくなるわ」

p55.(なんだかこの世界に希望が出てきた)と思いながら、ボブは廊下をとおって今度は息子に謝りにいった。ようやく妻とともにベッドに入ると、ボブと妻は無言で抱き合った

p66.CEOは言葉をつづけた。「今が『何の時』なのか、まず知らなければならない。子どもがほしいとしたら、いつそのことを考えればいいのかしら。30歳の時? それとも70歳の時?」

p75.・「オンタイム・マネジャー」は自ら模範を示す。・「オンタイム・マネジャー」は人に奉仕する。・「オンタイム・マネジャー」は必要とあれば、人にものを頼む。・「オンタイム・マネジャー」は他人の貢献を認め、賞賛する

p93.「父には、自分の健康を守ろうというコミットメントがなかったのよ」「つまり、真剣に取り組む姿勢、どうあっても達成しようという決意ですね」と、ボブは努めて抑えた口調で念を押した

p98.毎日、生徒たちが帰ったあと、このおじさんは教室を清掃し、黒板をきれいにする。そして、小学校を4年までしか出ていないこの人物は、黒板の隅に一つの言葉を(それも間違った綴りで)書き込むのだった。それは『YOU GOTTA WANNA(熱い心でやりぬけ)』という言葉だった

p100.CEOは身長に言葉を選びながらいった。「期待しているんじゃないわ。望んでいるのよ。あなたが『3つの原則』を理解し、日々実践してくれることをね。その次に望むのは、あなたが自分自身や家族にコミットすること。仕事があなた自身やあなたの家族、あるいはあなたの夢をつぶすとしたら、優先順位のつけ方が間違っているんだわ」「つまり人生において、自分自身や家族を何よりも大切にしろってことですか」「そのとおり」

p109.優先順位―すべてを”トリアージ”せよ 妥当性―「倫理憲章」を思い出せ コミットメント―熱い心でやりぬけ

p114.「『どろなわマネジャー』は、どんな要求にも『イエス』と答えようとするから、何でも遅れをとってしまうの。これも、もとはといえば『興味』と『コミットメント』の違いがわかっていないからよ」ボブは、わけがわからないという表情を浮かべた。「でも、頼まれたことに『ノー』と答えるのは、人に奉仕する精神に欠けていることになりませんか?」「そんなことないわ。人に奉仕するというのは、あらゆる人を喜ばすことだと思っている人が多いけれど、それは間違い。奉仕の精神をもつということは、心がまっすぐで正しいことの反映なの。自分や会社や同僚や顧客に対する思いやりのほうが、ひょっとしたら自分勝手なものにすぎない要求に『イエス』と答えることより大切なのよ」

p119.「これからは赤ちゃんを優先順位のトップに置こうと思うの…だからアルギャロンを辞めるつもりよ。ときどき講演をやる以外は、子育てに専念しようと思っているの」

p125.彼は社員一人ひとりに、こう呼びかけた。「一緒にやろう。一緒に学ぼう。一緒に成長しよう。そして、みなんで『オンタイム・マネジャー』になろう」と



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