樋口裕一「文章力が面白いほど身につく本」中経出版
20070325223200
値段に応じた軽めの本なので、それなりの時間で読みきりたい
あくまで小手先のテクニックという感じで役に立った。本格的な文章術という感じはしない。メモをとったもの4つだけだった。それ以外には自分として新しいところはなかったということだ
「惹句」という言葉があることを知ったのは興味深かった。この本のタイトルもさすがの惹句だ
p20.あるテーマに対して7割「イエス」で、3割「そうは言ってもな…」と迷う場合があります。そのときは3割の「迷い」をとりあえず捨ててしまうことです。そして、「イエス」の立場で自分の主張を組み立てていきます
p62.メールの最後の一行に肉声をまじえてはどうでしょうか。この場合、共通の趣味の話題などがおすすめです。たとえば、私の場合、大のクラシックファンなので、「~のCDが出ましたね。聞きましたか」など音楽の話題が添えられるとうれしく感じます。とりわけ、その前半に「原稿が遅い」など叱責の言葉が書かれていた場合、この一言で救われます。「仕事では厳しいことを言わせてもらうが、人間的にあなたのことを嫌っているわけではない」と言ってもらえたように感じるからです
p72.編集者や記者の興味を引きつけるには、広告用語でいう「惹句」、つまり「キャッチコピー」です
p76.依頼文に盛り込みたい要素は2つあります。それは「あなたでなければならない!」というおべっかの一言と、お金についてです。おべっかの言葉は、長すぎる必要はありません。「この分野の第一人者である」「すぐれた業績がある」と1、2行入れれば十分。逆に個人的な感想などは書かないほうがいいでしょう。私への依頼文でも本の感想を書いてくださる方がいますが、「ちょっとな…」という印象です。なぜなら、私的なことを書かれると「引き受けなければいけない」とプレッシャーを感じてしまうからです
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