麻生祐司ほか「特集 団塊離婚と非婚ジュニア シングルライフの生涯収支」週刊ダイヤモンド2007/05/12

公開日: : 最終更新日:2012/02/10 書評(雑誌), 週刊ダイヤモンド



今週の週刊ダイヤモンドは確実に定価の数倍の価値がある。いつもと違う内容に、頬が緩みっぱなしだった。

曰く、「プロバンス地方の料理を作りたい」、「カツオを自分でおろしたい」、「死ぬ気でアタック」、「この人と一緒になっても人生の選択肢は広がらない」、「早くライダーベルトを腰に巻きたい」…

悪乗りしたような図解が盛りだくさん。果てには俳優石田純一へのスペシャルインタビューだもの。やっぱり、こういう特集は自他の俗物根性が発揮されてウケて堪らない

30代未婚男女のアンケート。”すきなものランキング”で自分に当てはまるものは…。衣服カテゴリーにおいてユニクロが男性で1位、有名人カテゴリーにてオダギリジョーが女性で2位、これしかない

独身族原色大図鑑で自分に当てはまるものは…。レクサスを好むという点のみにおいて、イセ(伊勢)メン系に分類?



・昨年、娘の部屋で年金分割の本を見つけたことがある。離婚した夫婦の厚生年金を分け合う新制度がこの4月からスタートしたことは知っている。残念ながら娘の持ち物である可能性は万に一つもない。今年33歳になる娘はいまだ独身だからだ

・ここ数年の離婚件数は理論値をかなり下回る水準で推移してきた。「理論値との乖離を潜在離婚件数と考えれば、蓄積されたその数は03年~05年だけで4万2000件に上る」(永濱利寛・第一生命経済研究所主任エコノミスト)との試算もある。じつはこの数字、社会保険庁に寄せられた、離婚時の年金分割に関する相談件数に近い

・許せなかったのは夫のダブルスタンダードだ。夫は実父の介護を強制したのに、自分の母親が入院しても、見舞いに来てくれることはなかった。理由は仕事。それなのに収入は下がり、今では口を開けば転職の話

・「彼の給与を知って、一気に気持ちが冷めました」2年近く交際していた同世代の恋人との関係を清算した。結婚の条件として経済力をことさらに重視しているつもりはなかったが、求婚されたのを機に、思い切って話題を振り向けてみた。給与明細を潔く見せてくれたまではよかった。だが、記された金額にびっくり。月収は手取りで24万円弱。聞けば、年収は自分より150万円近く低かった。決して専業主婦志向が強かったわけではない。しかし、「この人と一緒になっても人生の選択肢は広がらないと考えた途端、気持ちが離れていった」

・未婚大国といえば、スウェーデンやフランスがよく取り沙汰される。しかし、両国には従来の法律婚のほかに、社会保障制度で守られている同棲婚がある。欧州では多くの若者が後者の”結婚”のかたちを選んでいることを考えると、実質的な未婚率は統計数字よりもはるかに低いと考えたほうがよさそうだ。要するに、日本はすでに先進国一の独身大国となっている可能性が高いのだ

・直近の05年国勢調査。政策関係者の注目を集めたのは未婚率の高さだった。特に30代前半の団塊ジュニアの未婚率は急上昇し、男性が47.1%、女性が32%に達した

・国立社会保障・人口問題研究所が05年に実施したアンケート調査によれば、「結婚したい」と答えた未婚者の割合はなんと男女とも9割に迫った

・東京学芸大学の山田昌弘教授が03年に行ったアンケート調査。結婚相手に求める年収を「600万円以上」と答えた女性(25~34歳、東京都在住)の割合は27.9%に上った。しかし、実際に600万円以上の収入がある同世代の男性は東京ですら3.5%しかいない。地方ではむろんもっと少ない

・辻クッキングスクールでは、月謝1万~2万円の通常コースに通う人の大半が主婦や「そろそろ結婚を考えているが、今まで仕事が忙しく料理をしたことがない」と焦るOLだ。「離婚したが、料理ができないので困っている」という熟年男性もいる。だが最近では、背中を押された人ばかりでなく、「プロバンス地方の料理を作りたい」というOLや、「カツオを自分でおろしたい」という若年サラリーマンなど、料理道を追究するシングルも増えた

・オーエムジー(オーネット)では会員数が約5万3000人に達しており、年間約2万人以上が新規で訪れるなど、非婚時代を象徴するような入会ラッシュが続く。必死なのは本人ばかりではない。「独身の子どもを心配し、60代の母親が30代の息子を連れて相談に来ることもある」(関係者)

・「結婚したいなら死ぬ気でアタックしてください。今年独身で終わったら、来年も間違いなく独身のままです」―。こう檄を飛ばすのは、シングル男性向けの結婚対策セミナーを開催するNPO法人「花婿学校」代表の大橋清朗氏だ。1回4時間のセミナーでは、服や髪形におカネをかけることの意味、コミュニケーションの重要性など、基本次項を繰り返し述べて意識改革を図っている。希望者には女性スタッフとの「模擬デート」も設定するという熱の入れようだ。これまでに、参加者の4分の1程度が恋愛や結婚にこぎ着けているという



20070507222200

google adsense

関連記事

no image

佐々木紀彦ほか「落ちる中間層 ホワイトカラーの没落」週刊東洋経済2006.12.9

最近、痛快だったのがこの記事 大企業ほど、こういうところがある。抱え込んだ仕事が多いほど「なくては

記事を読む

no image

「覆面座談会 有名大就職担当者がぶちまける「成功する就活とダメな就活」(特集 就職に強い大学ランキング)」週刊ダイヤモンド2011/12/10

20120113000424 就職活動の解禁の12月の初日に、リクナビなどのサイトがサーバダウンと

記事を読む

no image

山村武彦「過去の大災害が揃って周年を迎える不気味な年に(特集総予測2007)」週刊ダイヤモンド2006/12/30・2007/01/06新年合併号

代表性というか、たまたま周年の一致するものを集めた気がする。統計のマジックという部分で割り引いて読む

記事を読む

no image

北川達夫「対話の手法 戦略的な仮面に対処するには(わかりあえない時代の「対話力」入門 第33回)」週刊東洋経済2010.1.9

この連載は、ときに面白い。海外での経験、海外と交渉した経験を元に、対話について、平易で冷静な解説をし

記事を読む

no image

佐藤優「「若いやつを鍛える」で組織は維持できない(知の技法 出世の作法 第249回)」週刊東洋経済2012.06.16

20120904234111 外務省という組織で最終的に失職とはなった。それでもその後にこの人

記事を読む

no image

篠原匡「日本フィルム 成熟商品もヒット商品に(小さなトップランナー)」日経ビジネス2007年6月25日号

20070629064800 今回の日経ビジネスは特に分厚い。もともと広告が多い上に、今回は腕時計

記事を読む

no image

又吉龍吾「”外弁慶”スバルが挑む国内販売テコ入れ大作戦(カンパニー&ビジネス)」週刊東洋経済2012/03/03

20120821234825 こういうアイデアはテイクノート ・日産自動車やホンダも独自

記事を読む

no image

仲宇佐ゆり「野村貿易 マクラーレン社のベビーカー(マーケティングの達人に会いたい第148回)」週刊東洋経済2006.10.14

20061101222200 マクラーレンのベビーカーを最近見るようになった。これを誇らしげに押す

記事を読む

no image

草刈隆郎「“全員参加型社会”構築は急務 だが職種別同一賃金には反対」週刊ダイヤモンド2008/03/08

20080324060000 多様な人材の活用を考えるとき、フルタイムの長期雇用は引き続きコア

記事を読む

no image

戸田顕司ほか「特集 キリンがビールを超える日」日経ビジネス2008年3月3日号

責任体制が明確でよろしい。インセンティブを適切に制御する仕組みと思える ・M&Aの成果を確実にするた

記事を読む

google adsense

google adsense

MediaPad M3 LTE プレミアムモデル購入して2か月

20170409130135 もう2か月が経ってしまったけど、記

Windows10アップグレード導入

20160307001116 2台のノートPCにつき、無料のWi

Nexus 6Pが届いた

20151105221617 無事に届いた。 海外荷物受付

Nexus 6Pが発送された

20151103103105 「発送しました」って内容のメールが

Nexus 6Pを発注した

20151031100625 それまでもネット経由でいろいろ調べ

→もっと見る

  • 名前:Max 年齢:人生の2合目くらい 誕生日:夏の暑い日 一言:他言無用ということでお願いします
  • あわせて読みたい
  • にほんブログ村 本ブログへ
PAGE TOP ↑