佐藤吉哉「梅棹忠夫氏 発想生む「頭の霧箱」(編集長インタビュー)」日経ビジネス2007年4月30日号

公開日: : 最終更新日:2013/04/07 書評(雑誌), 日経ビジネス



20070511060700

刺激ある文章。しかし、実際の話がそう行われていたとしても、そのまま関西弁にして記載することはないではないかという気もするけど



・「梅棹の研究は単なる思いつきにすぎない」なんていう人がいるが、何たることかと思いますね。そんなら「なんか思いついてみぃ」と言いたい。思いつきこそがすべてだから。すると、思いつきの方法はないかと聞いてくる人がいるけど、そんなもんあるかいな。思いつきちゅうのは、変な例えやけど、宇宙線のせいだと言うとるんです。宇宙線が飛んできて、脳を貫いた時にパッとでてくるんや。本を読んだって成果は出ない。物理学に「ウィルソンの霧箱」という装置があります。蒸気を飽和状態に詰めた箱で、宇宙線が飛んでくると中に「スーッ」と痕跡が残るんですよ。そうやって宇宙線の飛来を捉えているんです。こういうウィルソンの霧箱を、自分の頭の中にちゃんと用意しておかな…。そうやなかったら、なんぼ宇宙線が飛んできても何もひらめかない。ぼんやりしてたら、あかん



孔子の言葉みたいだね



・ドイツ系の米国人と一緒だったんで、欧州のことを聞いとったら、なんや日本と同じやないかと思ったんです。自分の経験ではインドも中国も日本と違う。日本はアジアよりも西ヨーロッパに近いとひらめいたんです。欧州にはそれに気がついていた人が昔からいたようですな。17世紀頃から日本にたくさんヨーロッパ人が来てます。その人たちは中国のことはたくさん書いているのに、日本についてあまり書いていない。日本に興味がなかったんですよ。日本には町人がいて、ギルドがあって、坊さんもいて、教会・お寺があって、サムライがいる。欧州のブルジョアとか騎士とかと同じ構成なんです。だから興味を持たなかったというわけ

・毎日の日常生活では日本と中国の違いばかり経験しました。例えば、中国の人たちは物の価値を「交換すること」に見いだしていて、自然から物を取り出して作ることにあんまり興味がない。日本人はそれが大好き。考え方が違うんです



中国のことをもっと勉強しなければならないのだろうか



・国立民俗学博物館の名誉教授の小山修三は「学者は請われたら一差し、舞わなければならない」と言っとる。舞うからにはブーイングではいけない。しかし、最近の学者はよう舞わへん。請われたら断る。非常に困った傾向で、周囲に壁を巡らせてしまっている。アカデミックな世界にはそういう人が多いようです。勇気を持って壁を飛び越えられるようにアジテートせなあかんなぁ





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