安田佳生「千円札は拾うな。」サンマーク出版③

公開日: : 最終更新日:2012/10/15 書評(書籍)



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安田佳生「千円札は拾うな。」サンマーク出版①”と”安田佳生「千円札は拾うな。」サンマーク出版②”の続き



p107.「捨てられるものの量」がその人の「変化値」を決めている

p109.日本人にはよくも悪くも、それまで執着していたものに対する「こだわり」がない



確かに。自分としてはマインド的なこだわりは意識的に捨てるようにしてきたが、物に関してはなかなか捨てられない。思い立ったいま、全然使わない物はどんどん捨てていきたい。年末だし、大掃除で処分するか



p113.関東にオシャレでカッコイイ男性が多いのは、関東の女性がオシャレな男性を好み、甘やかさないからだ。イタリアの男性がオシャレにこだわるのも、イギリスの男性がジェントルマンたろうと努力するのも、アメリカの男性がひたすら体を鍛えるのも、すべてはその国の女性の「好み」が基本になっている



これも本当かね。サポートする事実を知りたい



p116.最悪なのは、彼女にすら飯もおごらず、20代でコツコツ貯金ばかりしているような男である。こういう男は絶対に大成しない。20代という人生で最も大きく成長できるチャンスのときに、持っている「道具」を使わずためておくなんて、まさに宝の持ち腐れである

p125.私の場合、決断を求められたときにどちらを選ぶか、答えを先に決めてしまっている。やるかやらないかというときは、それが新しいものであればやる。今やっていることを続けるか続けないかというときは、それが今までずっとやってきたことならやめる



ちょっとシンプル過ぎる判断基準ですね



p135.「捨てられるものの量」が、その人の成長の度合いを決めているという話を先述したが、物事を変えたがらない人、つまり捨てられない人は、よく「伝統」や「文化」という言葉を使い、自分を正当化する。だがそれは「言い訳」に過ぎない。それまで自分が持ち続けてきたものに固執することと、伝統を重んじることは、まったく別のことだからだ。たとえば、江戸時代には「ちょんまげ」や「刀」が武士の魂のように扱われた。しかし、今はもうそんなことを言う人はいない。これは、ちょんまげや刀が武士の本質ではなかったということを示している。ちょんまげや刀は、その時代の「トレンド」に過ぎない。武士にとって本当に大切な本質とは、もっと根元的なもの、たとえば「潔い生き様」のようなものだと私は思う。だからこそ、私たち現代人は、高潔な生き方をしている人を見ると、敬意を込めて「サムライ」と評す。それは、その人が武士の本質を受け継いでいる人だと感じるからだ。守り受け継ぐべき「伝統」や「文化」というのは、「トレンド」ではなく、そうした本質的なもののはずだ

p138.確かに彼の家は、その店をやってこれまで生活してきた。だから彼は「俺の代でつぶしたらご先祖に顔向けができない」というようなことを言ったのだが、私にはご先祖様がそんなことを望んでいるとは思えない。ひ孫が睡眠時間を削ってふらふらになっても、売り上げの上がらない店を続けてほしいと思っているはずがない。私に言わせれば、先の社名にこだわる社長も、その店の彼も、大切にすべき「本質」を見誤ってしまっている。時代の流れに合わせて、しっかりと利益を生むようなビジネスをやることで家族が豊かで幸せに暮らすことこそ、先祖が喜ぶことであり、大切にしなければならない本質なのではないか



私の親戚に、昔の土地をいつまで持ち続け、何の利用目的もないのに毎年固定資産税を払い続け、体面を保つため上物の家屋の修繕を行っている人がいる。まったく同じことを言ったことがある。土地家屋を残した先代は、住む必要のない家を後生大事に維持管理することをいまでも求めているのか、と。この部分は考えがまったく一緒だったので驚く



p148.「俺がいなければ」と思えるのは、当人にとっては気持ちのいいことかもしれない。だが、彼がいつまでもその状態にいたら、彼自身それ以上成長しないし、会社もそれ以上発展していかなくなる。ある特定の人がいなければ、会社が回らないというのは、会社にとっては決していい状態ではないのだ。自分が成長し、自分がその仕事のキーマンになったら、次はメンバーを育てて、自分がいなくてもできる状態を作ることが必要なのだ。その「自分がいなくてもいい状態」、つまり自分が不要な状態を作ること、これこそが「給料を下げる努力である。自分がいなくても仕事が回るということは、自分のすることがなくなるということである。することがなければ当然成果も上がらず給料も下がるというわけだ。これまでの言い方を使えば、過去に自分で築き上げた仕事と地位を「捨てる努力」と言ってもいい。これまで努力して極めた仕事を捨ているのは、とても勇気のいる決断だ。ましてやそれで給料が下がるとなればなおさらだろう。だが実際には、自分の給料を下げる努力をした人の給料は、さらに上がってしまうのである



この点も考え方が一緒だ。そしてそのとおりやってきた。残念なのは、これまでの仕事を初めてマニュアル化して誰でもできるようにしたところが、その仕事の重要性の主張が根拠を失い、自分の給料が下がっても、「どうしても上がってしまう」ということが実際に経験できていないということだろうか。仕事を抱え込んでしまう人のほうが「遅くまでよくやっている」と評価されてしまう、そういうカルチャーの会社に対してはどう向き合っていったらいいものか



p158.別に起業をしなかったとしても、リスクは常につきまとっているものだ。起業がリスクを伴うと考えている人の多くは、起業をしなければリスクがない、もしくはリスクが減ると感じているようだが、それは大きな間違いである





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