斎藤一人「変な人が書いた人生が100倍楽しく笑える話」角川書店

公開日: : 最終更新日:2012/07/04 書評(書籍)



また、ちょっと古くなった本だけど

CDが付いている。本著によると、これがあるのでこの本では利益が上がらないそうだ。CDの内容は、著者のこれまでの、または今回の話と重複するところがだいぶあるけれども、やっぱり肉声だというところに、よい味わいがある。何度も聴いた

いい話がある。別に涙をボロボロ流すような話ではない。そして、実はよくある自己啓発の話のエッセンスに通じるところもある。しかし、目をギラギラさせて、勝間本や神田本を読むよりも、なんだかカッコがいいです

なんか民間信仰みたいな、たしかに漢方を売る人だなあ、という気もする。揚げ足取りはしないほうがいい。これは悪口ではないです



p31.どこかで人の機嫌をとってませんか? たとえば、自分の隣に、機嫌の悪い人がいます。そうすると、「どうしたの? 何かあったの?」って、機嫌をとっちゃダメですよ。あちらは、あちらの都合で機嫌が悪いんです。こちらは、こちらの都合で機嫌がいいんです。わかりますか? 隣の人がどんなにブスッとしていても、自分の機嫌をとるんです。それで、自分だけニコニコしているんです

p40.全力を出し切ると損だ、と思ってる人がいるかもしれないけれど、そうじゃないの。本田宗一郎さんってご存じですよね、あのホンダの創始者の。あの方は、元々小さな町工場をやっていたんだけど、ハンマーを朝から晩までふってたらしい。それで本田さんが使ってたハンマーの柄のほうは削れたけれど、本田さんの手が削れた、ってことはないんです。手は、丈夫になって、皮が厚くなってきた。それで、タコだらけ。タコだらけだけど、精密機械で測っても、測れないぐらいの微妙な、微差も、そのタコだらけの手でふっと触っただけで、わかっちゃう

p43.頭を使わないから、ボーッとしちゃうんじゃないですか? 頭でもそうだけど、アイディアでも使わないとダメなんです。自分に出た知恵を、惜しんじゃダメなんです。一生懸命、一生懸命、教えあうの

p48.徳って何ですか? って、いうことなんですけど……。人の心が軽くなること。それから、人の心が明るくなること。こういうことをする人が「徳がある」っていうんです。いつも暗そうな顔してる人がいるでしょ? 実はあれ、あれだけで罪なんですよ。だって、その顔を見てるだけで暗くなっちゃう

p53.「タダより、高いものはない」の、本当の意味って、そういうことではない。どういう意味かというと。あなたの顔についてる、その目は、おいくらで買ったんですか? タダですよね。ところで、その2つの耳は、いくらでお買いになりました? タダですよね。じゃあ、「その耳、オレ、100万円出すから切っていい?」って、いわれたら、ちょっと嫌ですよね。100万円を出しても、切られちゃうのは嫌だと思う耳を、神さまは、タダで、あなたにつけてくれてる。それから、空気だって、お勘定を払ってないじゃない? だけど、これ、貴重品なんですよ。雨だってタダで降ってくるでしょ。本当にお水がなくなったら困るんですよ。鼻だってそうです。なくなったら、メガネがずれる程度の問題じゃないんだから、ね。そういう、本当の貴重品、頭でも何でもそうだよ、タダでいただいてるの。命だってそうですよ。だから、「タダより高いものはない」って、本当の意味はこっちなんです

p72.悪い行いをして出てくる結果を「カルマ」という。だけど、いいことをするじゃない? みんなに、いいことをして、出てくる結果のことを「ダルマ」っていうんです。ただ、「こうやって、いいこと、しよう」って、思っても、自分ではいいことをするつもりでも、失敗しちゃうこともあるんです。だけど、ダルマさんって、すぐ起き上がるでしょ? そのダルマさんになればいいんです。みんなの気持ちが明るくなる話し方を研究しよう、とかね。このいい方、ちょっと変えようとかって、すぐ起き上がる。それで、また、挑戦する。わかりますか?

p84.見るところは自分が勝っているところではないんです。「私が、相手より負けてるところはどこだろう」そうやって、本気で、相手のいいことを学ぼうとしたとき、相手の悪いところなんか、どうでもよくなるんです

p122.「あの人は大金持ちだから、ナツメは半分でもいいんだ」と、思っている。それで、だまされたお金持ちのほうも、そんなことは知っているんです。だけど、ナツメ半分ぐらいで、ギャーギャー騒がないんです。それで、そういう人のことを、「大人の大金持ちだ」と、思っているんです



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