堀田宗路「北斎を支えた最良の「薬」(今様大江戸暮らし)」日経ビジネス2009年6月22日号

公開日: : 最終更新日:2012/02/10 書評(雑誌), 日経ビジネス

北斎の病気と、それに打ち勝つ情熱。国境や人種、文化を超えて伝える力
・1827(文政10)年、67歳の時に北斎は中風になった。今でいう脳卒中である。この時、北斎は柚子をすりつぶして日本酒に溶かして飲む自家療法によって立ち直ったという。さすがにこの年、北斎の描く作品はなくなるが、翌年からは絵手本(絵画学習のための教習本)などが上梓されていく。間もなく70歳を超えて、北斎が描き始めたのが、彼の代表作「富嶽三十六景」。巻き上がり、覆い被さってくる、大きな波の向こうに雪を頂いた富士山が見える「神奈川沖浪裏」は同シリーズの最高傑作である。これを見たゴッホは驚嘆し、ドビュッシーは交響詩「海」を作曲している。驚くべきことに、こうした北斎芸術が完成を見たのは、中風直後の70歳以降なのである。北斎も言い切る。「七十歳前に描くところは実に取るに足るものなし」。すさまじいばかりの絵への執念である
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