野口吉昭「コンサルタントの習慣術」朝日新書

p25.ある都市銀行の方と一緒に仕事をしたときに聞いた話がある。彼は、若いときに、ヒサヤ大黒堂の担当になった。で、着任のご挨拶に当時の社長のところに行ったという。そこで、こういうことをいわれた。「君、ちょっとパンツをおろして、後ろを向きたまえ。どれどれ……。お~、いい××しているな。これならうちの商品は必要ないな」。この担当者もなかなか肝が据わっていると思うが、このように初対面の銀行マンの××をまじまじと見て、よ~し大丈夫という社長のすごさ、商品に対する愛情、会社に対する想い・愛着には、頭が下がる
今月の「私の履歴書」にもなっているユニ・チャームの高原氏のエピソードを思い出させる。下の話だけに真剣さが伝わる。まあ好きこそという気もするけど
hiog: BS朝日・矢動丸プロジェクト編「賢者の選択」ソフトバンクパブリッシング “p120.(高原慶一朗)女性の商品を男性が売ることに関しては、抵抗があったかもしれません。しかし、私はそれを逆手に取りました。私自身がお客様や販売店の方の前で生理用品を股間に挟み、商品の説明を行ったのです。みなさんはおかしがる一方で、それだけ熱心なのだと納得されました”
p43.仕掛けたいなら仕組むしかない。たくさんの果実を手に入れたいなら、二宮尊徳の積小為大の精神で、コツコツと習慣のサイクルをまわしていくことが欠かせない。勝負するには、勝負するだけの「準備=仕組み=習慣」が必要不可欠なのだ p50.いつも三日坊主で何かが終わってしまうのは、その人の精神力が弱いからではない。習慣を仕組み化し、仕組みをまわしていくための「マネジメントのコツ」が掴めていないからである。どんなプロであろうと、得意じゃない、好きじゃないことは、三日坊主で終わってしまうものだ。トヨタやホンダは、「良い車をつくるぞ」という精神力だけで、車を生産しているわけではない。仕組み化し、その仕組みをしっかりとまわすためのマネジメントができているから、世界市場に通用する車を継続的に世に出すことができているのだ。組織が、チームが、個人が、仕組みとその仕組みをまわすマネジメントに執着しているからこそ、継続し、目標をクリアできるのだ p63.これから1年間、資格試験の勉強をしたいという人は、毎日の勉強時間と勉強内容をレコーディングすればいい。残業ゼロの習慣を身につけたいという人であれば、毎日の労働時間と仕事の内容を記録することをお勧めする。レコーディングすることで見える化でき、時間や勉強内容、仕事内容のマネジメントが可能になる。そしてレコーディングを続けるうちに、記録することそのものが楽しい行為になっていくはずだ p73.かつて日本海軍には、「出船の精神」といわれる心構えがあった。出船とは、船が港を出る状態のことをいう。たとえ船を港に係留しているときでも、いざというときのために、すぐに船を出航できる姿勢を常に保っておくというのが、「出船の精神」だ。そのため日本海軍では、船を港に着岸させるときには、必ず船尾を陸のほうに、船首を海のほうに向けた p79.これは私の経験的な感覚だが、「忙しくて家族と過ごす時間がない」という人に、一流の仕事人は少ない。一流の仕事人は「忙しいが、しっかりと遊ぶ時間も取っています」という人が多いのだ。これも本当に大事な予定は先に押さえてしまうからだ
「忙しくて家族と過ごす時間がない」というところについては、同意。頭のいい人がこれをやるとすれば、それは家族が仕事ほどに大事ではないということに過ぎない
p89.習慣を継続させるコツは、たとえ習慣化に失敗したとしても、それを人に話さないことだ。一人で密かに失敗して、一人で密かに再挑戦すればいい。そうでないと、負のオーラを持った人たちが手ぐすね引いて待っている p92.習慣を継続できる人とは、自分に対して良い自己イメージを持てる人なのだ。ランドセルサイクルと愚直な継続で、何か1つ良い習慣を始めてそれをうまくマネジメントできれば、「良い習慣→良い自己イメージ→良い習慣」という好循環に入ることができる p102.「センス」とは、考える力、考える習慣によって磨かれる、瞬間的に物事を判断できる能力だ。良いセンス、すぐれたセンスは、経験、実践、そして考える習慣によって、初めて身につく
センスの定義。いろいろとモノを詰め込んでこそ、センスが醸成される。単なる感覚でなく
p109.ある分野について情報収集するときには、そのテーマについての関連書籍をいっぺんに30冊くらい買い込むようにしている。そして「今日は本を読む日」と決めて、1日のあいだに30冊をすべて読み切る。まずは本のカバーや帯、まえがき、目次などにざっと目を通し、30冊の中から基本となる3冊を選ぶ。さらにその3冊をざっと読んだ上で、1冊に絞り込み、その本だけはじっくりと読み込む。そしてこの本を骨格(コア)にして、その分野についての自分なりの全体像を描いていく。骨格ができたところで、もう一度ほかの本にも手を伸ばすことで、全体像に修正を加えたり、肉付けをしていくのだ p124.本当は商品が売れない理由は、20個でも30個でも列挙することができる。しかしこのままだと、あまりに多すぎて分析することも、解決策を練ることもできない。そこで20個ある理由を共通項で括りながら、3つに凝縮していくのだ
こういう本の読み方をすべき。最初ページから繰って、一言一句を読む必要なし
p129.アルキメデスのように、答えに行き詰まったときにも、場所を変えることには意味がある。有名なのが、キリンの「生茶」だ。新しいコンセプトのお茶につけるネーミング会議で、プロジェクトメンバーが集まってみんなで商品名を考えたのだが、なかなかいい案が浮かばなかった。日もすっかり暮れてしまった。「もういいか。今日は飲みにいこう」という話になって、みんなで居酒屋に繰り出した。そこで最初に注文したのが生ビール、そして枝豆。で、なんとなく先ほどの会議の内容が思い出された瞬間、「あっ、そうか、生だ!!」ということになって、「生茶」が生まれたという。冗談みたいな本当の話である
ポアンカレの話を思い出した
hiog: BS朝日・矢動丸プロジェクト編「賢者の選択」ソフトバンクパブリッシング “p120.(高原慶一朗)女性の商品を男性が売ることに関しては、抵抗があったかもしれません。しかし、私はそれを逆手に取りました。私自身がお客様や販売店の方の前で生理用品を股間に挟み、商品の説明を行ったのです。みなさんはおかしがる一方で、それだけ熱心なのだと納得されました”
hiog: BS朝日・矢動丸プロジェクト編「賢者の選択」ソフトバンクパブリッシング “p120.(高原慶一朗)女性の商品を男性が売ることに関しては、抵抗があったかもしれません。しかし、私はそれを逆手に取りました。私自身がお客様や販売店の方の前で生理用品を股間に挟み、商品の説明を行ったのです。みなさんはおかしがる一方で、それだけ熱心なのだと納得されました”
p139.シアトルの鮮魚市場のいきいきとした職場作りをわかりやすく描写し、ベストセラーとなったビジネス書「フィッシュ!」のなかに、こんな言葉がある。「仕事そのものは選べなくても、どんなふうに仕事をするかは自分で選べる」まったくその通りだ。 p154.古代エジプトの時代。ピラミッドを造るために石を運んでいる労働者たちに、ある人が訊ねた。「あなたはいったい何をしているんですか?」と。するとロードマップが描けていない労働者は、こう答えた。「石を運んでいるんです」一方、ロードマップが描けている労働者は、こう答えた。「ピラミッドを造っているんですよ」 p160.3年ほど前から嗜好を変えた。ベストプラクティス(成功事例)でよく引用するスペインの会社、インディテックスのブランド「ZARA」にした。スーツは、ほとんどが上下で35,000円ほど。安い。仕立ては決していいとは思わない。が、何よりもデザインがどんどん変わる。サプライチェーン(商品供給の流れ)がハイスピードでまわっている。トヨタ生産方式を現地で導入したほどの企業なのだ。男のスーツは、伝統と格式と品質のよさで……つまり「定番」というのが、一般的なそこそこのオヤジの求めるものだったが、あえて、それは「オヤジ臭くていやだ」という路線に私は、蝉脱した。そしてZARAが合うように、体型も変えた。5キロ減量したのだ。常に、新たなものを作り出すことにこだわるのもコンサルタント!ということで外から変えることにしたのだ。このZARAなかなか気に入っている。生地と縫製は今ひとつだが、そこは目をつぶるしかない。ZARAのスピード感とトレンド創出に魅力を感じているからだ
これ読んで、ZARAのスーツを買ってみようと思ったりしてる
p164.モーツァルトは旅先から父に、次のような手紙を書き送っている。「誓って言えるのですが、芸術や学問に携わる人間で、旅をしない者は、哀れな存在にしか過ぎないのです。(中略)凡庸な才能の持ち主なら、旅などしようがしまいが、いつまでも凡庸なままです。しかし卓越した才能の持ち主ならば――ぼく自身がその才能の持ち主であると自負しても、罰は当たらないと思いますが、いつも同じ場所に留まっていたら駄目になってしまいます」(中野雄「モーツァルト天才の秘密」文春新書より)彼は自分を飛躍させるため、蝉脱させるために、強い意志をもって旅を続けた。旅の意味を、だれよりもモーツァルト自身が知っていたのだ
同意する。とともに、最近旅をしていないとも思う
p175.3Mという会社には、「15%ルール」というオリジナル・ルールがある。これは勤務時間の15%(8時間勤務なら1時間強)は、自分の好きな研究や開発に使ってもいいというルールだ。実は私たちの生活にしっかり浸透しているポストイットも、この15%ルールがなければ創り出されることのなかった商品である p176.同じようなルールを、グーグルでも採用している。グーグルの場合は20%ルール(8時間勤務なら約1時間半)。徹底しているのは、この20%の時間をかならず既存プロジェクト以外の新たな仕事に使わなくてはいけないということだ。もし20%の時間を費やしたものの成果を出せなかった場合には、考課に響くことになる。グーグルでは、新たなものを創り出せない人間は評価されないのだ。ちなみにGメールやグーグルアースも、この20%ルールから生まれたものである p178.15%や20%を新たなものを創り出すための時間に割くということは、残りの時間で担当しているほかの仕事をすべて終わらせなくてはいけないということである。そのためには、例えば仕事に「デッドライン」を付ける、という方法がある。これはトリンプ・インターナショナル・ジャパンの社長時代に「社内残業ゼロ」を実現した吉越浩一郎氏が実践してきた仕事術で、あらゆる仕事にデッドラインを設けることで、仕事の効率化を図るものだ
精神論だけではダメ。仕組みづくりをしなければならない。具体的なデッドラインを設ける。自分の言葉で言うと、「サンセット」を設ける
p198.「上司がバカだから企画が通らない」ではなくて、「なぜ自分は上司一人も説得できないのだろうか」とか、「バカな上司一人も説得できないようでは、俺もまだまだ未熟だな」と考えたほうが、よほど人間は成長する
痛感するね。上司がダメなのは所与のこととして、それを自分としてどう処理していくかを考える。批判して終わりではダメだ
p201.私のコンサルティング経験から、プロジェクトが失敗する一番の原因は、チーム内のコミュニケーションに問題があることが多い p211.私はリーダーに求められる能力は、大きく2つあると考えている。1つは「チームとして何を目指してどう行動するのかについて、ビジョンを示して実行する力」。もう1つは、「部下を育てたり、チーム力を上げるといった、チームをマネジメントする力」である。前者をビジョンシップ(仕掛ける力)、後者をマネジメントシップ(仕組む力)と呼んでいる p220.SL理論を基本におくと、リーダーのタイプは図6のようなマトリックスで表される。指示度・命令度(いかに多くの指示をするか、しないか)、支援度・協働度(いかに多くの支援をするか、しないか)の高低によって、リーダーを「軍曹型」「コーチ型」「カウンセラー型」「委任型」の4つのタイプに分けている p226.ルビコン川を渡河する時点になっても、武装を解こうとしないカエサルの姿を見たときに、部下たちはこう思ったことだろう。「カエサルは本気だ」と。リーダーがルビコン川を渡る覚悟を持ったとき、リーダーの語る言葉は、単なる言葉ではなく、言霊となって部下に伝わる。その本気度が伝わるのである
20100322155154

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  • 名前:Max 年齢:人生の2合目くらい 誕生日:夏の暑い日 一言:他言無用ということでお願いします
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