米国のCitibank、口座維持の話

公開日: : 最終更新日:2013/01/15 銀行



(20111021003933)

米国のCitibankから改まった手紙が10日くらい前に来た。なになに…?

Inportant changes to The Citibank Account Package.
We can help you take action to avoid a monthly service fee.

Dear Max,

First, I want to thank you sincerely for banking with us. We truly appreciate your business and are committed to providing you with the greatest possible value for your banking relationship.

…だいたい、最初にこうした美辞麗句が来るときには悪いニュース。案の定、読み続けていくと口座維持手数料の導入のお知らせである。時節柄しょうがないよな

具体的には、自分の現在のサービスの場合には、月の平均残高でUSD15,000を維持しないと、毎月USD20を手数料として徴収するという。これが11月の平均残高分から導入されるという

どうするか悩んだ。米国に預金口座を持ち、まとまったカネを低利で寝かせておく意味があるのだろうか。しかし、日本の居住者が米国の口座を簡単に開けない現状では、これは貴重かもしれない。解約はいつでもできる。まれに米国の小切手をもらったときなどにはエアメールで送れば、入金処理をしてくれる利便がある。最近Form W-8BENも提出したばかりというサンクコストもしっかり考慮する愚かさ。口座のグレードを下げることも考えた。が、面倒な制約もあるようで現状を維持するのが手っ取り早い気がする

結局、USD15,000を維持するため残高を増加させることとした。その手段はをかなり逡巡した

USDへの両替と外国送金である。やっぱり日本のシティバンクに口座を開設して処理したほうが、Citi同士で間違いがないか、など。前回のサブプライムの金融危機の際に日本のシティバンクは閉鎖していたのだ。しかし、11月に間に合わないので、既設の新生銀行を使うこととした。結果的には、相対的に安価で、なにより楽な方法だった

あらかじめ情報を調べる。直近のbank statementを熟読。また、SWIFT、ABAのいずれのコードもCitibankのonline bankingの内部FAQに書いてあったのをテイクノート。送金依頼書には、送金先銀行の支店名と住所も書くことを求められるのが最も戸惑ったが、これは、SWIFTのページから検索して、対応するSWIFT codeである「CITIUS33」で登録されている情報を入手。

http://www.swift.com

申請らしい住所を見つけることができた。しかし支店名はブランク。少しだけ不安

(New Yorkの場合)
111 WALL STREET
NEW YORK,NY
10043

新生銀行は、大きそうな日本橋に向かう。真新しいビルで気分がよい。どうも法人向けのビジネスもやっていそうな店構えなので、レセプションで、「個人取引なんですが、どちら?」と聞くと、8階に上がるように促される。受付は慇懃で気分がよい

8階で対応してくれた店員も、とても感じのよい人だった。若い女性でかわいらしいし

話を伝えると、送金先の登録の依頼はダメで、送金も伴って初めて登録することができるという。たまたま自分がプラチナ・ステージなので、送金は店頭でも無料(通常はJPY4,000)。また外貨両替も店頭でプラチナのレート(ask-bidの差が50銭)が適用されるとのこと。面倒な作業がワンストップでコンサルしながらできそうので、ここですべてやることに即断

レートを見て、両替の手続きをサクッと済ませる。店員さんが急かすのは、いま表示されているレートで決めることで余計な問題を発生させないためだろう。しかし、必要なUSDに対するJPYの額の軽さに、円高を強く感じさせられるものだ

その後、外国送金依頼書に記入して作成する。あらかじめ用意しておいた情報をサクサクと記入。SWIFT(BIC)とABAをスラスラと手書きしたところで、店員には安心感を与えたようだ。微かな懸念の支店の記入欄はブランクにしておく。念のため、「支店名が分からないが、SWIFTとABAが分かれば大丈夫ですよね?」と聞くと、まず大丈夫だとのこと。この店員はそつのない対応をするが、通り一遍以上の知識があるようには思えず、あまり突っ込まないことにした

店頭では午後1時の時点で送金処理を行い(このとき午前11:30ころ)、Citiならばリフティングも発生しないし、コストは最小で2-3日もあれば着金するだろうとのこと。また、今回、送金先を登録したので、今後は月1回、プラチナ会員は無料で海外送金が可能となると言われる。それは事前調査による理解のとおりだが、今後そんなに送金する機会はないだろう

手続きは全部で20分程度。実は、その深夜にonline bankingで確認すると、米国の同日中に送金が着金していたことがわかる。金利も低くなったが一応checking accountからsaving accountにtransferして、一応の任務終了。事前の資料の読み込み不足か、海外からの着金でUSD10がCitibankでチャージされると思ったが、されていなかった。純粋に送金部分だけ見るとノーコストだったことになる

まあ、あらためて海外送金やCitibankのリテール取引の知識を得るよい機会だったな。Citibankからの案内状のような、こういう銀行系のシンプルだけどリジッドな英文で好きなんだよな。なんだか、いつの間にかtwitterやchatでの問い合わせも受け付けているとか、iPadでのonline bankingもやっているとか。せっかくだからiPad2で少し試してみるかな。こういう社会勉強のためにも、口座を維持していてよかったと思う


(追記 20111023181830)

http://www.lifehacker.jp/2010/05/100427getobiapps.html
このページを参考に、Citibank for iPadをiPad2にインストールして使ってみる。デザインが洗練されていて気分がいい

それで口座を見て驚いたのは、送金が着金した翌日にUSD10の受取りの送金手数料が控除されていたこと。
ACH Electronic Debit INCOMING WIRE FEE $10.00
だってさ。直ちに、でなく、翌日に、というところが日本らしくなくていいけど

その分だけ残高がマイナスになっているので、急いでsavingのほうから同額分をtransfer。この数日分の利息を、また月末とかに取られるのかいな

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