森川友義「interview高学歴の稼げる女性はなぜ結婚できないのか?(特集/女性はなぜ出世しないのか)」週刊東洋経済2011.10.15
politicallyには言い難いことで、直感的に感じていることを、学者が言った。ほかの学者は見習うべき。特に経済学者と、原発事故の最近は物理学や医学の学者
学者なので、「恋愛均衡説」とか「ベースライン理論」とか、それらしい用語を使うところがいい。そのまま日常の話題に使うことができる。あと、「待てば白馬の王子が現れる」と思っている女性心理というのも、何か便利な専門用語の表現があったような気がするけど
自分の直接経験としても、ほとんどすべてに同意する。東大卒の女性は高確率で東大卒の男性と結婚する。ただ、社会的な女性の魅力というのは、必ずしも19-20でなく、それよりも高年齢だとは思う、politicallyでなく。しかし決して30代後半ではない。女性誌は、こんなことを言って雑誌を買わせるのであれば、詐欺罪に問われないか
こういう世界でも「下手の考えは休むに似たり」が当てはまる。どんどん動かなくてはいけない、サメのようにな
・一般的には、価値が同じくらいの男女同士が恋人や夫婦になります。素敵な人の配偶者は素敵な人であろうと想像できるわけです。これを「恋愛均衡説」といいます
・女性の場合に一つのポイントとなるのが学歴です。そもそも、大学受験は男女の魅力に基づいて作られてはいません。東大卒の女性の中には、素敵な人もそうでない人もいます。学歴が高くても、恋愛上の資産価値が高いとは限りません。ただし女性は、つねに自分が最低ラインと考える傾向があります。この自分を基準とする考え方を「ベースライン理論」と呼んでいます。つまり、男の人を選ぶ際、学歴や収入が同じか、あるいは自分より高い人を求めてしまうということです。そのため、高学歴の女性は、自分より低い偏差値の男性に、社会的条件としての魅力を感じなくなります
・もう一方の男性側も自分が私学出身で女性側が東大卒だと、引け目を感じてしまう。普段は問題がなくても、けんかしたときに、「どうせ俺は私学だから」という話になってしまう。磁石の同極のように、お互いが離れあってしまう
・米国でも同じです。どの国でも高学歴の女性は、よっぽど努力をしないと、自分の求める恋愛、結婚は難しい。自分と釣り合う男性が多くいるところで、出会いを求めなければなりません
・受験勉強のときと同じように、意識して努力すべき。それなのに、「待てば白馬の王子が現れる」と思っている人がいまだに4-5人に1人もいます
・生物としての女性の魅力は、19-20歳がピーク。女性誌を見ると「30代後半がモテキ」と書かれていますが、事実とは異なります
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