盤側「外国法に学ばなくなった日本(大機小機)」日経2012/03/08

公開日: : 最終更新日:2012/03/27 書評(新聞)



20120309013254

大機小機ほどいい加減なコラムはないと思っているが、昨日のはひどいにも程がある。素直に読めたのは、「各大学が外国法に力を入れて開学した」というところだけ。それ以外は悉く違和感があるか、または意味不明である

この盤側氏については、金融と法律の中くらいを歩いている人なのだろうが、いずれの専門家でもないようだ。この周辺の官僚かマスコミ人ではないかな。高名な会社法学者と勘ぐられるなら、その人がかわいそうだ。

氏は、かなり昔からの大機小機レギュラーメンバーなので、一般的な民間企業の経営者やご意見番というよりも、もっと地位に拘泥しそうな人の気がする。経団連企業のCLO、金融規制当局の局長または次長クラス、または傍流だが競争がなかった経済新聞の法律関係の担当の編集委員あたりな臭いがする

過去にも批判的なコメントが多い



「盤側」氏の研究 | isologue

日本経済新聞 朝刊「大機小機」の盤側は、上村達男さん? – 黄色いコタツ猫@日立柏酒場裏 – Yahoo!ブログ

何もかも呪縛のせいですか,盤側殿?|Market Cafe Revival (Since 1998)

6/11の大機小機がひどいことに関して: 裏紙

田中耕太郎氏の教訓: 泥酔論説委員の日経の読み方

誰かは、闇か。 【岸田コラム】

2006-05-20 – 白日記



あと自分の過去のメモ。読み返すと、自分も青いな



盤側「村上ファンドと民主主義(大機小機)」日経平成17年11月11日朝刊 | hiog



日本は「立法事実」をほとんど考えていないではないか。姉歯問題が出れば建築確認制度を厳しくするがごとき、一つの事件だけで簡単に規制が変更されてしまう。立件が見送られ、明るみに出ないまま終わった数多くの案件があるのだろうと善解してみる

外国法に学ぶ姿勢がない? 最近の公募増資公表後の空売り禁止、ライツ・オファリングの周辺制度の整備などは、外国のマネではないか。



大機小機 外国法に学ばなくなった日本

日本は比較法大国であり、150年間、外国法を学び続けてきた。中央大学の前身は「英吉利法律学校」であり、法政大学や明治大学、専修大学、日本大学といった各大学も欧米の法律を学ぶ学校としてスタートした。

明治期に不平等条約という外圧の下、民法・商法・刑法といった基本法規がお雇い外国人の指導を受けながら制定された。戦後は米国の占領下で改革を断行した。日本の法律学は外国の制度を謙虚に学ぶことで独自の発展を遂げ、日本法はまさしく外国法のるつぼである。

そうした日本の法律学の長所への信頼もあって、戦後日本の法制においては法制審議会は別格の審議会とされた。だが、とくに企業法制については、学者の側が急激な変化に対応できなかったうえ、過度な学者依存の弊害も多く生まれたとの批判もある。

諸外国では株式会社が資本市場を使う過程で失敗も経験した。そうした状況を前に、日本の企業法制は外国法を学ばなくなったように見える。欧州型の事前規制的な制度は軒並み緩和されたが、欧州型のジェントルマン・ルールはない。米国型の最大自由は追求したが、そこにある多くの怖い規律は見ようとしない。立法に際しては日本固有の「立法事実」があるか、という視点ばかりが強調され、外国に学ぶ姿勢はなくなった。

中国も韓国も、日本の法律学は外国法を消化した立派なモデルに違いないと考え、日本の法制に敬意を払ってきた。だがここにきて、日本の企業法制は日本でしか通用しないものになりつつある。中国は世界貿易機関(WTO)、韓国は国際通貨基金(IMF)という外圧を受けている一方で、外国から見れば、日本は、外国では許されない行為が可能な国として映る。

米国法の域外適用はあっても、日本法の域外適用はない。株式を100%買えば経営責任が伴うはずなのに、企業結合法制がない日本では、買収ファンドが上場会社の株式を100%買う場合、経営責任の伴わない「投資」で通用してしまう。法律の差によって、日本企業が収奪の対象になりうるのである。

日露戦争に勝った日本の過剰な自負が、第2次世界大戦の敗戦の遠因となったとの見方があるが、かつてのバブル経済がもたらした経済大国意識は、外国法に学ばない日本をもたらしたのではないか。待っているのは経済での“敗戦”なのだろうか。

(盤側)

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