マニュアルの存在理由/森博嗣「常識にとらわれない100の講義 」大和書房⑤

公開日: : 書評(書籍)



20130405010158





私はマニュアルの効用を完全に信じている。しかし、マニュアルの作成が評価されないカルチャーを持つ集団というものもある。それなりの規模をもつ経済を有するというのに、地頭と機転だけで立ち回る方が評価されるのは不思議だ

そういうところではマニュアルを作成する手間と時間を惜しむ方が正義だ。マニュアルの効用を説いても、「マニュアルを作っても見なければ意味がない」などという斜めからの反論が来ることになる



p098.「機転」とか「臨機応変」というものが、マニュアル社会の中で活かされにくい、といわれている。几帳面にマニュアルどおりに従っていると、機転を働かせる才能が失われる、とも聞く。でも、どうしてマニュアル化されたのかといえば、そういう才能を持たない人間が多くて、それでも一定の質を求めたいから、仕方なくマニュアル作ったのではないか。だから、マニュアル化が悪いのではない。マニュアル化は必要があって生まれただけだ





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