Kindle Paperwhiteの購入(試用?)

公開日: : PC周辺

2014/07/19 1:10

これ名前のセンスがよいよな。

前から物欲を感じていたんだけど、Amazonにログインしてみたらホームページで30日の返金保証キャンペーンがあったので、購入してみた。

Amazonプレミア会員だったので24時間経たずに、堺AFCから東京まで届いた。さすがヤマト運輸。

箱の中身は、最近のデバイスにありがちな、本体以外はほとんど何もないシンプルな構成。充電のためのUSBケーブル、各国語で見開きだけの説明書、同様の保証書。

Apple iPhone, iPadやGoogle Nexusと違うのは、ケースも非常に簡易な感じだったこと。段ボールの簡易包装みたいな、すぐに捨ててしまいたくなるような感じ。しかし、今回は30日間の利用後に返品する可能性がなくはないので、大事に取っておく。

初期設定。Wi-fi接続は一般的なタブレット端末と同じような感覚で楽に設定できた。また、あらかじめ注文者のアカウントが設定されていて便利だ。これが包装がおかしな原因か? Amazonプライム会員であることも認識済みとなっていることも後で判明した。

ホーム画面から、最初に入っている「本」であるKindle Paperwhiteユーザーガイドを簡単に読む必要がある。そうしないと画面のタッチの仕方とか、辞書検索の仕方が分からない。でも、それ以外のことは何とかなるし、本質は上の辺をタップでメニュー、下から上にスライドでページ位置の操作、全体のタッチまたは左右のスライドでページめくりくらい。

本はまず2つ、違うルート?概念で端末に入れてみた。

一つめ、カートのメニューから「無料本」を選択して、そのなかの本をダウンロードする。最初は人気度順にならんでいる。見ると、著作権の整理がされた「ブラックジャックによろしく」のほかは、青空文庫と同じラインナップ、著作権切れした明治から大正時代のものばかりだ。夏目漱石とか、太宰治とか、新しくても吉川英治とか。

戯れに、西田幾多郎の「善の研究」をダウンロードしてみる。画面が購入画面であり、Kindle価格では無料なんだが、「紙の本の価格 596円」も表示されていて、ちと恐怖。しかも、「1-Clickで買う」際に、現在登録している有効なクレジットカードの確認画面が出てきてさらに恐怖。チャージされてはいまいか。大丈夫だろうか。

二つめ、Kindle専用の電子書籍で足立明穂「ビットコイン解説本」をダウンロードする。最近ビットコイン関係の本を読んでいて、この本は前から気になっていて、それでKindleが欲しかったり、これはAmazonプライムの会員ならば月に1冊は無料になる「オーナーライブラリー」の対象となっているとかを知っていたのだ。

予め知っていたとはいえ、実際にKindle端末だけ弄っているときにはダウンロード手続きが終わるまで分からないのがドキドキものだ。すなわち購入した際に、それが7月18日であれば、大意として、この本は7月31日まで閲覧可能であり、8月1日から別の本をダウンロードできる、というような表示がされるのである。この1か月ってのは歴月なんだなと。それは知らなかったなと。

このように、Kindle端末そのものの操作は簡単なんだけど、Amazonの電子書籍のビジネスモデルというか、世界観がむずかしい、というか説明が足りていないところが悩ましいと思う。この辺をうまく理解できるためには、何回か、試行錯誤をくり返し、不要だった支払もしちゃったりするのではないかなと思う。これって、このようなサービスが電話での問い合わせ窓口を絞るか、持たないようにしていることを想起させる。

しかし、もともと、青空文庫として使うとか、Kindle無料本を読むという、上掲の2つのケースのようなのは決してKindleの正当な利用方法ではないのだ、たぶん。ちゃんと著作権のある、今を生きている本を電子書籍で支払を起こして買ってね、ということなんだろうから。そんなせこい心配はしてはいけないのだ。

さて、端末の物理的な評価。手触り、悪くない。筐体はマットな仕上がりで手になじむ。一方で画面も少しざらっとしていて最初だけ違和感を感じたけど、慣れると悪くない。自分のような乾燥肌でハンドクリームなしの人間はよいけど、そうでない人にとってはちょっと画面が汚れるのかもしれない。

端末が熱を持たないのもいい。実は、4か月くらい前からNexus5を愛用してるんだけど、これが常に本体が熱を帯びており、少し手のひらや指の腹に負担を感じるのだ。Kindle Paperwhiteにはそれがない。

今回、恐れながら、返品の可能性含みで購入しているので、端末の単体を購入し、ケースなどは一切購入していない。それでも軽くて持ちやすいと思う。物理ボタンが1つしかないのも好みだ。

画面、確かに見やすい。開封した際の画面はなんかシールでも貼り付けてあるのかと思ったくらい、それが画面の表示だったのだと知って驚愕したくらい、画面は自然だった。昼に見ても夜に見ても、照度をちょっと調整すればすこぶる快適である。自動的に調整できてほしいけど、望みすぎか。

ソフト面。ここは悪いところが気になった。ページを繰るところはよい。それ以外のメニュー系の動作は鈍いね。タッチのレスポンス、画面の遷移、辞書の起動ともにむずかしいところ。またブラウザが付いているけど、自分で(体験版)と名乗るとおり、描画が遅くて実用には耐えないと思った。さすがにAmazonのウェブページはタブレット用の画面が比較的スムーズに表示されたけど、それ以外はGoogleのホームページさえモタモタとしている。

画面以外に、手にしての驚きのもう一つは、本の本文中に、「15人がハイライト」などと、ハイライトされている部分があること。なるほど、これは電子書籍の付加価値として初めて知ったことだった。

それでも紙の本に特有な、スキミングでの読書がKindleでは行いづらいというのも性質として残念なところだ。どうしても1ページ目から順番にページを繰るという一文一文を味わうタイプの本には欠点ではないのだろう。

最後に、決定的に残念なのが、青空文庫的なもの以外の有償の本では、すなわち書店に並んでいる書籍のうちの電子書籍化されているものの割合がかなり限られてくること。何件か検索してみても、自分の読みたい本はさっぱり引っかかってこない。この失点は大きいと思う。

という感じで、このまま行くと残念ながら私の要求水準的には30日以内の返品処理をするかもしれない。

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