和田清華「その夢はいつやるんですか?」ゴマブックス
公開日:
:
最終更新日:2011/09/03
書評(書籍)
タイトルが素晴らしい。内容も前向きで多くのティップスに富む。10代後半から30代前半くらいの方に強くお勧めできる。
著者の比喩がわかりやすい。お化け屋敷、飛行機の揚力、バンジージャンプ、慣性の法則、コピー機、跳び箱。なるほど感が増す。
気になったこと。「人生は一回きり(p183とp195)」などと、生き急いでいる感じ、切羽詰ったところがあるのは、ウケない。もっと楽観的にいけたらと思う。
p31.お礼を絶対に欠かさないこと
p32.本の著者に面会を求めるときのコツは時間と礼儀
p37.会社名や肩書きでなく「一緒にいて気持ちのいい人」という、付き合っていく人の基準ができた
p38.サインやはんこなど、実際のモノも用意しておくことで、本を出すことは前提となる
p46.講演依頼はあきらめず、お願いし続ける
p51.成長し続けられたのは、社長という肩書きを背負ったから
p53.客観的な自分が主観的な自分に対し「その夢はいつやるんですか?」と問いを投げかける
p59.田坂広志さんの「30センチ幅の道」の話
p61.恐怖心を取り除くためには、決めたらなるべく早く歩き出すこと、下を見ずに行く先を見ること
p65.「仮にできたなら?」というプラスのイメージを作っていく
p71.最初に進むときの抵抗は慣性の法則だ。継続すれば次第にその重さも解けていく
p85.コピー機の教訓。休みに罪悪感は不要。休みの後にウォーミングアップ期間は必要
p92.できないことに執着せず、「できない」と言う勇気を持つ
p98.自分を信じて持つ自信が勇気ということ
p119.カーネギーの砂時計の話。一つ一つやるしかない
p124.キツイと感じるときは、成長しているんだ
p127.コツコツやる才能を持っている人は、とても自己評価が低い
p132.失敗は跳び箱のジャンプ台みたいなもの
p148.中村文昭さんの講演「何かを頼まれたら試されているのだと思い、期待以上に頑張ってそのチャンスを最大限に生かす」
p163.本棚の本は作者別にカテゴリー
20050616221255
ゴマブックス (2005.6)
通常2~3日以内に発送します。
google adsense
関連記事
-
-
水野敬也「夢をかなえるゾウ」飛鳥新社
ビジネス上の成功ための秘訣を各章に持ってきて簡単に説明する。それを架空のストーリーの上で展開する感じ
-
-
小松俊明「シンプル時間整理術」インデックス・コミュニケーションズ
著者はヘッドハンターだそうだ。次の4つの点に付箋をつけた。読むのに必要な時間は30分程度が目安。外国
-
-
福岡伸一「生物と無生物のあいだ」講談社現代新書
いわずと知れた最近のベストセラー。この人はすごく文章がうまいと思った。楽しい読み物 しかし、最後の
-
-
平秀信「『行列のできるスーパー工務店』の秘密」日本実業出版社
実体験に基づく工務店の経営指南書。自分のビジネスモデルをこうもあからさまに書いてくれるのはありがたい
-
-
橘木俊詔・森剛志「日本のお金持ち研究」日本経済新聞社
著者が日本のお金持ちにアンケートを実施し、その結果をまとめて分析を加えたもの。日本の仕組みについて多
-
-
金森重樹「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」ダイヤモンド社
不動産投資を考えるときに読んでおくべきなのが本著。不動産投資に関する本も何十冊か読んできた。その中で
-
-
ピーター・D・シフほか「なぜ政府は信頼できないのか」東洋経済新報社
序章で、すべてが語られている。父親の恨み。父親の寓話を現在まで引き延ばし、少し先まで物語を進めて終わ
-
-
馬場啓一『「いき」の作法』PHP文庫
歯が悪いことはみっともない。これは身につまされる。小さいときにもっと気をつけていればよかった。いまは
-
-
夏川賀央「時間泥棒を探せ!」扶桑社
著者は60分というけれど、この程度の濃さであれば40分くらいで読み終わりたい。内容は平易だし、言われ
-
-
山田修「あなたの会社が買われる日」PHP研究所
なんか、実際に読んでみて、タイトルとは全然違う内容に驚いた。M&Aのことが書いてあるわけではない。会