倉田真由美・山崎元「ダメだ!この会社」小学館
第2章以降は会社をいろいろな切り口からダメ出ししてくれる。特に、山崎さんの経験に基づく話が面白い。その説明における考え方にも十分に共感できる。一読の価値ある
第1章は著者2人の対談となっている。細切れなエッセンスのような暴露話が実名で紹介されるのが刺激的
p54.社長は今も昔も普通の人だ。西武の堤、ダイエーの中内、ソニーの出井…確かに、松下の中村、みずほの前田などは、一時はひどい言われようだったが、最近の露出は好ましい取り上げられ方ばかり。使われている写真もいい顔のものになっている。出井は逆だ。当初はすごいカリスマ的なイメージが作られていたが、いま彼を褒める人はあまりいない。単に後先が逆なだけの気もする
p60.IR訪問するくらいなら社長なんだからちゃんと経営していろよ。そうしなければ株価が維持できない?。乗せられやすい?
p123.コンサルタントの値段のつけ方。副社長のコストか、人件費の積み上げ方式か
p139.就職はくじ引きと同じ
p163.外資は転職先がなくなると生保の歩合制営業マンへ
p193.世間の常識からのズレは都市銀行が最も大きかった
p208.証券マンが儲かるのは、お客様を勘違いさせるから。証券マンも仕事に好都合に勘違いできる人が向いている
20050617063020
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