藤原和博「給料だけじゃわからない!」ちくま文庫

公開日: : 最終更新日:2012/02/10 書評(書籍), 藤原和博



仕事に関する新たな視点をビジネスマンに提示。全体的なトーンは賛同。ルーチンワークに疲れたサラリーマンに強く薦められる
著者の[よのなか]シリーズは現在取り寄せになっているケースが多い。最近、数冊を購入した。早いうちに読みたい



先日読んだ本で著者のことが出てくる。そこでは、著者とのかかわりがひとつの転換点になっている。





p20.自分の時給を計算してみよう…多様なケースを取り上げて、時給から説き起こす彼の持論。会社経営者が、実はあまり割に合わない仕事であることの指摘



p27.いままでの10分の1の時間で同じアウトプットを達成する。接待、査定、会議のSSKを行わない。これらは皆、ピラミッド型の組織を権力によって官僚的に治めていくための機能…自分がやりたいことだけを行いたい価値観に異議はない。しかし、SSKを行わないのに、同じ報酬を得ようとすることはどうか。それらにまったく価値がないのか。それを請け負う人の存在は認めているようだが、彼らの報酬はゼロということでしょうか。取引先との関係を構築することや、特に次世代を担う人材を育成することを放棄していることは少し寒い。著者の指摘のとおり、一般論としてSSKは少ないほど効率的とは同意



p49.サラリーマンという職業の恐ろしさは、たった一人の上司が自分の仕事運の50%を決めてしまうこと



p77.具体的な”ツボ打ち”のアクションとして、(1)新規事業、(2)イベント、(3)人事制度改革。そのポイントは、(a)可視性、(b)共感性、(c)運動性



p101.私は、小学校の先生が安易にマスコミに安易に同調した企業批判をし、それが何の関係もない社員の師弟へのイジメにつながり、すでに転校の問題にまでなっていた事実を訴えたかった



p128.アマゾンランキングで安定的に上位にある本は、①おカネ、②英語、③コミュニケーション術



p144.会社に譲れない3つの価値を特定する



p149.これから10年で日本のビジネスマンは「たい」族と「べき」族の分化が一大現象になる



p155.ニーチェの引用…以下のとおり。いい言葉
あなたの愛をたずさえ、あなたの創造をたずさえて、あなたの孤独のなかへ行きなさい。わが兄弟よ。そうすればのちになって、公正がびっこをひいてあなたのあとを追ってくるだろう。
わたしの涙をたずさえて、あなたの孤独のなかに行きなさい。わが兄弟よ。私が愛するのは、自分自身を越えて創造しようとし、そのために破滅する者だ。
ニーチェ「ツァラトゥストラはこう言った」岩波文庫



p161.マラソンランナーの有森さんのケース。アトランタのヒマワリ





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