藤原和博「味方をふやす技術」ちくま文庫

公開日: : 最終更新日:2012/02/10 書評(書籍), 藤原和博



平易な記載。内容がおもしろく、かつ思索の浅い大衆にとってなかなか示唆に富む。社会人についての絶妙な分類あり、豊かに生きるためのヒントあり。一読に値する。ただ、なんか、タイトルと内容が違うような気がするんです


著者の本は、最近、立て続けに読んできた。意識的に追いかけているということもなく、偶々というか、行き掛かり上というか、折角なので、という感じで、じゃあこれも読んでみましょうかと


これまでに読んだのは、「給料だけじゃわからない!」と、「建てどき」、「お金じゃ買えない。」。このうち、「建てどき」以外の2冊と本著をあわせて”[よのなか]の歩き方シリーズ3部作”ということだ。3部作など読んだのは大学時代の村上春樹以来かも知れない


まだ積読状態にあるものに、「人生の教科書」、「サクラ、サク」、「人生がつまらない人へ」があると記憶している。なんでこんなに買ってしまったんでしょうか。素晴らしい


それでは、ファンか、と聞かれると違うと答える。また、考え方に同意するかと聞かれると、8割方は同意するが、いくつか決定的なところで大きな異論があるという感じがしている。特に、ビジネスを進める際の人の使い方、会議の重要性、雇用する会社と雇用される一個人との距離感など


まあ、なんだかんだ言っていても、これだけ著作を読んでいるのだから、著者の力に魅入っているのだろう。ただし、だいぶ慣れてきたというか、悪くいえばマンネリというか、良くいえば理解が深まってきたというか、内容面でのテイク・ノートは相当減ってきた




p56.佐藤正明さんは、取材中一切メモを取らない。「私自身が彼の話の中でどの部分を記事にしたいと思っているか、相手に悟られてしまうのがいやなんですよ」


p76.「集会」、「総会」、「報告会」、「勉強会」、「連絡会」などは、自己満足以外の価値を外部に生み出すことなく、ただただ消費されている。これから仕事の主人公になろうとする人たちは、近づかないほうがいいだろう




…再三、意見を異にするところ




p79.”創造性”とは、決してレポート作成能力のことを言うのではなく、”実行力”とともにあるのだから




…意味が取れません




p81.会食の翌朝、先を争うようにお礼の電話をかけること。お礼の電話を受ける方の立場になってみると、会った翌朝電話をもらうのは結構うっとうしい…強く同意


p96.”カイゴロシ星”と”カラマワリ星”は互いの重力で引っ張り合いながら自転する姉妹星だ




…余計で惑わす文章。いらない




p106.働きかけ働きかけられる相互行為が、愛情の本質的な体系だとすると、私たちは、私たちの生きる時代によって重大な挑戦を受けていることに気付く。今やほとんど働きかけずともよい環境の中に私たちは生きているからだ




…フムフム。いろいろと連想が及ぶ




p123.3人の創業者「いいことは会議なんかにかける必要ないだろ。すぐやりゃあいいんだから。潰したいことだけは会議にかける。そうすれば、みんなに意見を出させた上で、『答えを出すにはさらに検討が必要だ』と流してしまえるから」


p132.「本当の私」は唯一のものであって、絶対的な「ひとつだけの存在」だと考えてしまうと、このように自分探しの無間地獄は続く




20050831215427


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