岡田真知子「株主総会、意外にお得?」日経平成18年5月28日朝刊

公開日: : 最終更新日:2011/09/19 書評(新聞)



今日はライブドアの株主総会だったという。ライブドアは株式分割を繰り返し、最終的には数百円で一単元を取得することができたと思う。このため、15万4500人の株主のために幕張メッセを会場として1万5000人分の株主席を用意したという。結局、出席したのは1794人だそうだ


株主総会に出席した人に会社からお土産が配られることがある。それを目当てに株主になって総会に出席する投資家もいる。これはおかしい


株主という地位に対して与えられるものであれば、株主総会に出席しない株主がもらえないのは株主平等の原則に反する


株主に利益を与えて株主総会を円満に終わらせようということであれば、本質的には、総会屋対策の利益供与の禁止に引っかかるとも考えられないか


会場入口で未記入の議決権行使書と引き換えにお土産をもらったら、さっさと会場を後にする株主がいる。でも、会社は一応それを見越した株主の席数の心配をして会場を押さえなければならない


バカらしい


このようなことに金を使うのであれば、株主全員に配当を出すなり、税のメリットをとるなら商品券やプリペイドカードの株主優待を配るなりして欲しいものだと思うのはおかしいか?


株主優待は、株主事務費とかなんとかで費用として認識するのだろうから、会社としても配当よりも出しやすいし、株主としても配当課税の源泉徴収がないのは都合がいい。ただし、持分に応じた権利を得られ、かつ、高度に流動性のあるものである必要がある。しかし、現実には大量保有者ほど割りを食う仕組みとなっているケースが大半である。零細投資家は一単元ずつ家族全員の名義で株式を購入したりする。機関投資家のところに居酒屋の割引券が大量に来ても換金もできず、困るだろう




・6月は株主総会のシーズン。堅苦しい雰囲気を抜け出し、パーティーやイベントなどを通じて経営者と株主が気軽に懇談できる場を設けるのが最近のトレンドだ。埼玉県に住む主婦のAさん(29)は、来月24日に開催される外食大手のワタミの株主総会を心待ちにしている。営業報告や事業紹介だけでなく、焼き鳥やお好み焼きなどの屋台がたくさん出るほか、格安の有機野菜の販売などもあり、「まるでお祭りのようだから」だ。「株主をもてなそうという姿勢と質疑に応じる社長の態度に誠意を感じた」といい、今では夫婦そろって株主だ。子供向けの遊具も準備されているので、幼い娘を連れて行ける点もお気に入り。「家族行事の一つ」と話す




株主をもてなすという姿勢を評価する、このAさんの考えはおかしい




・大和インベスター・リレーションズの米山徹幸理事は「数年前から個人株主の参加が目立ち始めた。保有企業のことを熱心に研究する株主が増えており、企業は自社をよく見せようと総会やその後の懇親会、イベントに工夫を凝らすようになった」と話す。総会の魅力を高めて個人を安定株主としてつなぎ留めることができれば、買収防衛にも役立つ




総会で株主をもてなすことが自社をよく見せることにはならない。しかし、無知蒙昧な株主がそれに喜んで株式を持つようになれば、株式会社の自律神経失調症に陥る




・定着してきたのが立食パーティー形式の懇親会だ。総会後に経営陣と株主の交流を図る趣旨で、外食や食品などの業界では早い時期から取り入れていた。うどんやそば店などを展開するグルメ杵屋は上場以来、自社のメニューで株主をもてなす。新商品の試食や試飲ができる企業もある。業種も広がっており、旅行会社のエイチ・アイ・エス(10月期決算)は一月から軽食付きの懇親会を導入、沢田秀雄会長らが株主と談笑した。たいていは経営トップも懇親会に参加する。日本電産の永守重信社長や日産自動車のカルロス・ゴーン社長ら有名な経営者と直接話をするチャンスもある




株主総会でいろいろ言われると取締役には回答する義務も発生する。懇親会なら適当に世間話で済ませられるからいいよね。株主様が我先にとブッフェに殺到して、昼飯を浮かそうと餌にがっつくサマは見ていて愉快だよね




・延べ50社以上の総会に出席した“株主総会評論家”の熊倉和男さんは、「イベントや飲食、お土産などプラスアルファの部分も楽しみながら、その企業が自分の大事な資産を預ける価値があるかどうか見極めたい」と助言する




見極めた結果、このような企業には投資する価値はない、になるんだよね


20060614235959


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Comment

  1. popolon より:

    そのとおりだと思います。
    勘違いしている株主、経営者が多過ぎます。世も末だな。
    もっと自説を広く展開して下さい。

  2. Max より:

    popolonさん、賛同ありがとうございます。同じ考えの方がいらっしゃるのは心強いです

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