改定・保育士養成講座編纂委員会編「改定・保育士養成講座2006第2巻 児童福祉」全国社会福祉協議会
保育士試験受験シリーズ(3/11)
受験しようと思ったのは、保育士試験の受験要領を請求できる1日くらい前のギリギリの段階。深く考えないままだったし、5月から7月までの3ヶ月あれば、なんとかなるだろうと思った程度だった。テキスト10冊と問題集1冊だけを買った段階でインプットのための資料はこれでよいと考えることにした
講座の受講も一応検討した。ネットで調べると都道府県の社会福祉協議会で受験講座を開催してくれるという。しかし、全国共通の試験を都道府県レベルで対策されても、果たして本当に受験者のことを考えているのか、その効果に疑問が極めて多かった。また、民間の受験講座を受けるほど、時間的金銭的なコストをかけたくない。結局はなにもしなかった
その一方で、ネット環境は必須。範囲は広い。教材は限られる。効率的にネットの海を泳ぎまわる必要あり。大概のことはググれば真実が分かる。それとの関連では、mixiへの参加は面白いツールだった。オープンなネットでは試験の経過に関するタイムリーな情報はあまりないと思ったから
実質的には、気持ち的に受験勉強らしくなったのは試験前1ヶ月くらい。問題に根を詰めだしたのは3日前くらいだった
p13.3歳児神話とは、「子どもは3歳までは、常時家庭において母親の手で育てないと、子どものその後の成長に悪影響を及ぼす」(平成10年版「厚生白書」)というものである。欧米における母子研究の影響を受け、「母性」役割が強調されすぎた結果、わが国の国民に広く浸透したものであり、現在でも、子育てや児童福祉政策に大きな影響を与えている。平成10年版「厚生白書」は、「3歳児神話には、少なくとも合理的な根拠は認められない」と結論づけている
p40.最期は、ナチスの弾圧下において自身のみの助命をしりぞけ、ユダヤ人孤児200余名に同行し、ユダヤ人収容所で迎えた。児童の権利に関する条約成立のきっかけをつくったのはポーランドであるし、20年という時間をかけつつも成立に向けての努力を惜しまなかった国もポーランドである。その背景には、第1次世界大戦、第2次世界大戦、いずれにおいても戦場となり、多くの犠牲を払ったという歴史、またコルチャックの偉業への思いがあったといわれている
p202.本章では、これまで学習してきた児童福祉の援助技術について、実際の事例をとおしてより具体的に理解する
この部分が実録といった感じで興味深く読んだ
20060808021200
全国社会福祉協議会 (2006.3)
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