大橋悦夫、佐々木正悟著「スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術」日本実業出版社

公開日: : 最終更新日:2011/09/08 書評(書籍)

どうしても、こういうハックス物は好きで買ってしまう。それでも最近はメモを取る部分が減ってきたように思う。今回は特に心理学の説明などが多かったこともその要因かと
最近、早起きができるようになったが、職場環境の関係で午後から気分転換をする場所がなく、悪影響のほうが多いかも、と思い始めている。さて、どうしたものか

p030.依頼をする際には次のポイントを意識することです。①依頼のタイミングを早くする②依頼の内容を明確にする③相手に心の準備をしてもらう
p093.やる気を起こすには、マンネリ化した仕事をそうにかしてワクワクさせるようなものに変えればよい、ということになります。そのための方法は、同じ仕事であっても「ほかにやり方はないだろうか?」あるいは「普段かかっている時間の半分でやり終えるにはどうすればいいだろうか?」といったチャレンジを自分に課すようにすることです
p099.1日をいくつかのセクションに分けて、セクションごとに時間を捉えるようにします。たとえば、次のように3時間ごとに3つのセクションに分けてみます。①9:00~12:00(3時間)②12:00~15:00(2時間)※昼休みを除く③15:00~18:00(3時間)
p108.「キッチンタイマー」を利用する。こうして強引に「時間を切る」ことで、無駄な時間を費やすことは、何としても控えようという気になりますし、さらに「完璧に仕上げたい」という完璧主義を、あっさりと退ける気持ちにもなれます
p114.小説家の村上春樹氏は、「午後に仕事なんかできない」ということで、もっぱら早朝から午前中にかけてを執筆の時間にしていたそうです。こうすることで、自然と1日の中で仕事に使えるのは午前中だけ、ということになるため、「時間がない!」→「書かなければ!」という自分の背中を後押しする効果が期待できそうです
p123.複数メンバーで客先を訪問した帰りに、まっすぐに帰社せずに途中でカフェに寄って、15~30分程度の「打ち合わせ内容確認ミーティング」を開くことで、各メンバーが次にすべきアクションを記憶が鮮明なうちに確認することができます
p129.「ヴェルテン法」という心理学用語があります。1968年、E・ヴェルテンが考案した方法で、前向きなことばかり書いた紙を5分間黙読した人は、5分後に明るい気分になり、後ろ向きなことばかり同じく5分間黙読した人は、暗い気持ちになるというものです。その効果は、実験した人を驚かせるほどのもので、アメリカ人でこれを知っている人は、スピーチや卒業試験の直前に、この方法を律儀に活用しています
p133.「いつもと違う」という状況には必ず1つや2つ「いつもと違うことができる」という可能性があるものです。そこで、「雨の日にしかできないことリスト」をあらかじめ作っておくとよいでしょう。たとえば、出かけようと思っていた週末に雨に降られてしまったら、ずっと先送りしていた部屋の掃除に取りかかる絶好のチャンスになりえます。普段手のつけられない蔵書の整理や、たまっている書類整理を敢行するというのも、悪くないでしょう。こういった、とくに締め切りはないものの、いつかはやりたいと思っているタスクを日頃からリストアップしておくことで、「今日は雨だなぁ、ゆううつだなあぁ」とぼやく代わりに「より、今日はあれをやろう」という前向きな気持ちに切り換えることができるわけです
p140.寝かす時間を間に差し込むことによって、一気に考えた場合には思いつけなかったようなアイデアを盛り込んでいくことができるようになります。仮にトータルでは同じ時間がかかっていたとしても、スケジューリングの方法の違いによって、アウトプットの質が大きく変わるということです。これはある意味では「裏の時間」すなわち「無意識」を活用していることになります
p187.小脳は消去方式で、語術を記憶します。つまり何度となく繰り返すと、いつしか自転車に乗っても、「失敗できなく」なるのです。技術的な何かを覚えるのであれば、失敗など気にせず、いろいろな手順を試し、繰り返し練習してみることが、確実で早道であるといえるでしょう
p197.「ロボット」が成熟すれば、仕事には徐々に飽きていきます。「目をつぶっていてもやれる」というな仕事に、緊張感を持って取り組むことなど、難しいでしょう。しかし他人とともに仕事をしていれば、自分一人で仕事をするよりも、緊張感のレベルは普通高くなります。上司や貴賓など、特別に緊張感を高める「他人」も存在します
p210.途中で息継ぎをしたほうがより楽に、そして長く泳ぎ続けることができるはずです。仕事においても同様です。昼夜を問わず一定のスピードで働き続けることができる機械とは違い、私たち人間は、適度なタイミングで”息継ぎ”をしながら、すなわち休息を取りながらの方が、仕事のスピードを維持しやすくなるのです
p234.米国の社会心理学者、エイブラハム・テッサーと彼の同僚は、「時間管理と自己評価」という、興味深い研究を幅広く行っています。彼らの研究を一言でいえば、「時間管理において、最も大切なことは、自分は時間管理がちゃんとできていると感じることだ」となります

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