野村正樹「上に立つ人の24時間管理術」すばる舎

公開日: : 最終更新日:2011/09/08 書評(書籍)

自分でも、よくもこの類の本ばかり読んでいるという気がする
上司の立場から、時間管理という切り口でハックスを述べたもの。内容は平易で比較的短時間で読み終わることができる。おもしろかったし、使える諺があったりしたけど、残念ながら類書の中には沈んでしまうように思う。読んだのが遅かったということもあるかもしれないけれど

p19.「羊はよい草を食べないと、よいミルクが出ない」という西洋のことわざがあります。企業人も、仕事(=ONの時間)で成果(アウトプット)を上げるためには、私生活(=OFFの時間)の充実も大切です
p20.現ニューヨーク市長であるブルームバーグ氏の自伝などを読むと、氏が世界的な投資情報会社を創設した当時は、朝7時頃から立て続けに会議をやり、夜も複数回の会食をする、といった激務をこなしていたとか。しかし、夜11時頃に帰宅したあとに、あらためて家族と団らんを兼ねた食事を取るように心がけたことも記されていました

これちょっとダウトだな。寝る直前に食事すること、夜の食事が重くなること、家族が11時まで起きて夕食を待っているのか

p30.お得意先の招待旅行に添乗していた観光バスガイド嬢から教わったノウハウです。バスで移動する際には、途中のドライブインなので休憩することがあります。休憩の前に「バスの出発は3時です」と告げても、全員が戻って来るまで待つと出発は10分程度遅れたりしませんか。ところが、「2時55分にバスに戻ってください」と連絡すると、全員が時間どおりに集まる、というわけです

これ、今後使ってみたいな

p85.よく「人は与えられた器の大きさに沿って成長する」と言われます。大きな権限を与えることで部下の能力が飛躍的に伸びることは、きっとあるはずです
p89.権限委譲をする際には「その仕事が好きで得意な人」よりも「仕事の意義や目的がわかっている人」にした方がよい
p124.早朝出勤では、一つだけ注意があります。よくオフィスで部下の姿を見るなり席に呼んで「おい、あの件はどうなった」などと打合せモードに入る管理職を見かけます。しかし、これはやはりタブーでしょう
p148.まずは、部下や周囲の人を信じること。”自分がやりたい仕事”に時間を割くのではなく、”自分がやるべき仕事”に専念することも大切です
p151.「時計の1時間」という概念が広まったのは、産業革命により工場労働が始まった18世紀末からあとのことです。その時計も、もともとは昼と夜を単純に2つに分けた12時間をエジプト歴以来の伝統である12進法に従って分けて「1時間」とした、というだけのこと。学問的に明快な分析はありませんが、識者の多くが「90分単位が理想だろう」と考えています。最大の理由は、人間の睡眠が90分サイクルで深くなったり浅くなったりを繰り返していること。これが、人間が集中できる長さの限界かもしれません
p156.終業時刻が過ぎたら、できるだけ早く退席するのが上に立つ人のマナーでしょう
p191.休みを取らないのは「仕事のためにもよくない」ことです。ムリをした影響はてきめんに出てきます。気持ちは「休まず働くぞ!」と思っても、身体は「休まないから働きが鈍る」だけ。これではプロとしての良質な仕事ができなくなり、健康にも響いてしまいます。競争が烈しいアメリカ大リーグは、年間の試合数が160もあり、キャンプやオープン戦や移動日も加えれば、年間労働日は240~250日になります。しかし、アメリカ大リーグの選手はその全試合に出場せず、主力のスター選手さえ、疲労度を見計らってしっかりと休みを取っていませんか。これも、サボるのではなく、出た試合でプロとしての最高のプレイをするためです。「仕事が忙しくて休んでいられない」と考えるのではなく「仕事が忙しいからこそ休む」のです

20070409220600


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