ダン・S・ケネディ「大金持ちをランチに誘え!」東洋経済新報社

公開日: : 最終更新日:2011/09/19 書評(書籍)



「成功するためには」という命題に対する有名な先達の解を引用しつつ、大事なひとつの原則に話を集約させていく。そういう本をたくさん読んでいる人にとって、本書を改めて読む必要はないとも思われるものの、内容は事例と示唆に富み、読んでいて楽しい


ただ、なぜこのタイトルなのかというところは不明。たった数行のエピソードをもとにしたこのタイトルは本書の内容を簡潔に表すものでは決してない。この原因はどこにあるのか?




p43.「視力を失ってすぐの頃に、失明した人たちに何人も会いに行ったんです。話してみてわかったのは、そのことで人生をだめにしてしまっている人がたくさんいる、ということでした。小さな牢屋をつくって、自分を閉じ込めてしまっているんです。ぼくは『自分はこうはならないぞ』と強く誓ったのです」ここにも「本物」のヒーローがいる。こうした人たちのそれぞれの人生が、最悪の状況下でも、前向きな姿勢と「行動」が大きな違いを生み出し得ることを教えてくれる


p55.人生の手綱を握ること=責任を引き受けること。責任=人生の手綱


p62.「自らが任にあたるとき、何をすべきか?主導権を握る、これしかない!」


p70.彼女はこう締めくくった。「わたしはもう、何も待っていないんです」さて、あなたは何を待っているのだろうか?


p77.私はただ「そうしたいと思うなら、ある分野の専門知識を速習するのはそれほど大変なことではない」ということを伝えたいだけなのだ


p78.①関連する業界誌や専門誌のバックナンバーを、少なくとも1年分見つけて読む。②業界誌や専門誌に載っているたくさんの広告に問い合わせを出す。③その分野での第一人者、成功者、有名人を見つける。④「大御所」たちの書いた本を探す。⑤業界団体やクラブに参加する。⑥ワークショップ、セミナーに参加する。⑦周到な下準備を怠らない


p97.アビアントスは「アーティチョーク要因」という言葉をつくり出した。これは人の性格の一面を指す言葉で、チャレンジに立ち向かうぞ、自分に貼られたレッテルを見て、そう言わせてなるものか、汚名を返上してやるぞ、と自らを奮い立たせるものだった


p101.成功者は、過去のレッテルや現在のレッテルを、まさに行動でもってはねのけようとする


p108.世の中はだいたい、本人がつけた価値評価を受け入れるのだ。それなのに、ほとんどの人が自分の貢献を過小評価し、低い値づけをしているのである


p120.不安や心配事に対する唯一の対抗策は、自ら動くことなのである


p123.他人があなたに自尊心や心の平安を与えてくれることは、決してない。こういったものは、あなた自身が行動してはじめて生まれるものだからである


p141.巨大な広告代理店グループを作り上げたデイビッド・オグルビーは、新しい重役を迎え入れる際、マトリョーシカ人形をプレゼントすることにしていた。木製の人形が5つ入れ子になっているあれだ。プレゼントを受け取った人がひとつ開け、二つ開け、最後に五つ目のいちばん小さな人形を開けると、なかからこのようなメッセージが出てくるしかけになっている。「もしわれわれが、小物ばかりを雇っていたら、わが社は小物ばかりの会社になってしまうだろう。しかし、われわれが、大物を雇えば、わが社は巨人たちのかいしゃになるだろう」


p158.高収入とは、ほとんどの場合、「この人の代わりを見つけるのがどれくらい難しいか」という質問への答えで決まってくる


p182.解決すべき問題があるのだったら、可能性のある解決策をひとつ実行するのではなく、10も20もやってみるのだ


p208.大成功を収めている起業家を見てみると、ほとんどの場合、とりたてて優れた才能や知性、教育や財源などを持っているわけではない。自力で大富豪になった人たちは、びっくりするほど普通の人であって、知性など感じさせないことも多い。逆に、並はずれたIQの持ち主からなるグループのメンバーのうち、自力で大富豪になった人は数えるほどしかいない。ということは、問題は知性ではないのだ。それよりずっと関係がありそうなのは、けっしてあきらめない粘り強さである


p215.アーネスト・ヘミングウェイは、『老人と海』を200回も書き直し、『武器よさらば』の結びを44種類書いたといわれている。少しずつ異なったアプローチを試し続けること。しかし、やり続けることである




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