向谷匡史「人はカネで9割動く 成功者だけが知っている「生き金」のつかい方」ダイヤモンド社

公開日: : 書評(書籍)

とある信頼する書店で平積みになっていた本。最近、こういうエゲツナイ本ばかり読んでいる気がするが、面白いんだから仕方がない

p14.協力を要請するなら報酬は3割以下に抑えること。それで断られれば、ほかを探せばいい。人を使うポイントは、誰が”主役”かを常に明確にしておくこと

これって、ジョジョの重ちー登場のときの話みたいだ

p21.少ない投資で大きな見返りを期待するなら、これからの人間にかぎる
p29.タイミングを逸した祝儀は、気の抜けた炭酸のようなもので感激が薄れる。早めに差し伸べた援助は感謝が薄い

なんかけち臭い話だ

p71.奢るときは、必ず「奢る理由」を告げること。「いつも世話になっているから」「先日のお礼に」「今後ともよろしく」
p88.一度にドーンと注文すれば、いきなり上客になる。まして初めての客であれば、リピーターになってもらおうとしてサービスにも力が入る
p101.人は欲で貸し、欲で奢るのだ。お金を借りようと思うなら懇願してはならない
p110.相手の会社を訪ねるときは、タクシーに乗る。出張するときは、往きは電車ならグリーン車、飛行機ならスーパーシートに乗る。ただし帰途は、普通車やエコノミーにして出張費を節約する

この辺は確かにそうだと思った

p116.普段、どんな高価なスーツを着ていても、1日に会う人間の数は限られている。しかし礼服は、わずか数時間で何十人、大きな葬儀になると何百人に自分の姿をさらす。費用対効果から、礼服にお金をかけろ
p120.要は、”お芝居”なのだ。脚本、自分。演出、自分。そして主役、自分―。職種や年齢に応じて、思い切り演じてみるといいだろう。お金はなくてもいい。あるように見えればいいのだ

極めて同感

p129.一般人は値切れば得をすると考える。違うのだ。値切れば「損」をするのだ
p136.女性へプレゼントするなら、まず高価なもの。これがベスト。だが、予算がなければ、女性が他人さまにひけらかすことができるような付加価値をつける。これといった付加価値がなければ、ダイアナ妃など、故人となった有名人を持ち出して付加価値を創作するのもいいだろう
p146.特別サービスをほかの客に知られないこと。それぞれの客に、(自分だけが特別サービスをしてもらった)と思い込ませるのである
p156.これで、女将が言った「営業上のヒ・ミ・ツ」がわかった。外まで見送るのは、客におもねっているのではなく、客にプレッシャーをかけていたのである。だから他店と同じ客層でありながら、この店は客単価が高く、したがって儲かるというわけだ。外まで見送っても、わずか数歩。このわずか数歩が大きな富を運んでくることに気づくかどうか。商売に限らず、成功の秘訣は、ちょっとした心理術にあるのだ
p158.「後悔するぜ」「大丈夫です」この段階で、吉野クンはすでに山神兄ィの掌中にある。「やめとけ」「楽じゃねぇ」「カタギでノンキに暮らせ」と、ネガティブな言葉を並べることで挑発しているのだ
p169.ヒロミちゃんは、違う。「ボトルを取るのは今度にしたら」「深酒は身体に毒ですよ」飲ませようとしないのだ。商売気のないコ―ここに客は感激する。だが、よくよく考えてみれば、商売気がなくて、わずか半年でナンバースリーになれるだろうか
p174.「爪を伸ばす」という言葉がある。ウラ社会の用語で”欲をかく”という意味だ。「あの野郎、爪を伸ばしやがって」

この言葉使ってみよう

p181.商談は”数字勝負”に見えて、実は”人間勝負”なのだ。数字―つまり値段という絶対値で取引が決まるなら、役所の入札と同じで、わざわざ会って商談などする必要はない。現在の取引だけでなく、押したり引いたり、過去の取引や将来の取引を絡ませたりしながら、担当者が全人格をかけて戦うものなのだ。だから交渉は、相手と会う前―すなわちアポの電話段階からすでに始まっていると考えるべきだ
p189.先に奢るほうは《生き金》になり、奢り返すほうは《死に金》になるのだ。なお、割り勘は絶対に避けること。飲食を共にする狙いは、奢り、奢られ、貸し借りをつくって礼を述べ合うことで、より濃密な人間関係を築くことにあるからだ

なるほどねえ

p192.「ノーです」田辺氏が毅然と言った。相手は足元を見ているのだ。A社が相手ならシッポを振ってくる、とタカをくくっているのだ。だが、A社は一流会社であっても、この担当者は自分と同じ一介のサラリーマンにすぎないのだ。ゴミのようなY鉄工所に商談を蹴飛ばされたとあっては、上司は何と思うだろう。この谷垣氏は困った立場になる―それがサラリーマンなのだ
p193.勝因は言うまでもなく「定期券入れ」にある。「定期券」を目にしたことで、一流会社という呪縛から解き放たれ、自分と同じサラリーマンであることに気づいたのである。言い換えれば、谷垣氏は、名刺入れを別に持つ手間と費用を惜しんだがために、商談で負けたのである
p195.おもねらず、臆せず―前園クンの素晴らしさはここなのだ。人間は、相手が自分に対してどういう意識で接してくるかによって態度を決める。自分がエライと思うから尊大になるのではなく、相手が卑屈な態度で接してくるから尊大になるのだ。同様に、相手が高飛車に出てくれば身構える。そして、ごく自然に対等の意識で接してくれば、対等の立場で応対してしまうのだ

ここも極めて同感。勝手に萎縮するなと

p199.「どうですか、たまにはこぎれいな店でも」

この言葉も今度使ってみよう

p200.三木谷オーナーのようなタイプが”ジイさん好み”であることは確かなので、その理由について、私の印象をコメントした。すなわち、長幼の序を心得て礼儀正しいこと、立ち居振る舞いにメリハリがあること、清潔だがファッショナブルでないこと、語尾がしっかりしていること、自分の意志を明確に伝えること、イエス・ノーをハッキリ口にすること、自分の希望をストレートに相手に伝えること…等々。有能で、ドライで、野心家でありながら、目上の自分に対しては従順―こういうタイプが、功成り名遂げたジイさんたちは大好きなのである
p202.ゴマを擦って取り入るのが「主人と下僕」の関係とするならば、アドバイスを媒介とした関係は、結果として「師弟」になる。教え導くのが師匠である以上―上司はそうと意識しなくても―弟子の面倒を見るようになっていくのは必然なのである。ただし、アドバイスを求めるテーマは、上司に責任がなく、気軽にアドバイスできるものを選ぶのがポイント。負担になれば、上司はさっと引いてしまうからである
p210.(あの男は、タクアンのことをずっと気にかけてくれていたんだ)礼儀知らずだと腹を立てたことを佐久田部長は恥じ入り、平野氏を見直したのだった。すぐに”お返し”をせず、相手が不愉快に思ってきたところで誠意を見せる。この”時間差攻撃”で、平野氏は地酒のわずか数千円を《生き金》とし、得意先の部長の信頼をガッチリと我が手にしたのである

いずれも強い説得力を感じた。ちなみにこれが最後の文章。この本は尻上がりに面白くなってくる
20071130060000

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