福田恵介「驚異的”マイバッグ率”誇る平和堂、イズミヤの勝因(カンパニー&ビジネス)」週刊東洋経済2007.12.15
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・平和堂でチェッカーが、あくまで買い物客とのコミュニケーションの一環として、一声かけるようにした言葉「お買い物袋はお持ちでしょうか」。時には買い物客から苦情が出るほどこの呼びかけを徹底させたことが、レジ袋辞退率の底上げにつながったのではないか、と龍課長は推測する
・当初はカード型の台紙にスタンプを押す「スタンプ制」から始めた。イズミヤの顧客カード「クラブカード」導入に伴い、このカードにレジ袋辞退で5ポイントつけることにすると、買い物袋の平均持参率が倍増した。また、「回収ボックス」の設置や「マイバッグ持参」を呼びかけるポスター、看板などを集中して展開したことも持参率向上には不可欠だったと宮川氏。また、「買い物客から『レジ袋を』と言われるまでこちらから出さない」ようにもしているという
引用するにチャレンジングな記事だ。またひとつの記事で多くの事実を主張しており、過積載を感じる記事でもある。そういう意味では雑誌記事のよくあるパターンと言える
事を成そうと思えば、何でもやればできるのだという一例だ。声を掛けるという小さく思えることも、心理的にできないということが多いのだと思う。実際にやってしまうと大したことなかったりする
しかし、この記事ではレジ袋削減がかなりのコスト負担になっているという。このように経済的に無理をする必要もないのではないかと思ったりする。すくなくともこれをスーパーが負担するというところがしっくりこない。実際、レジ袋をゴミ袋として再利用するのであればかなり効果的な資源利用ではないかという指摘を見たこともある
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