苫米地英人「頭の回転が50倍速くなる脳の作り方」フォレスト出版

公開日: : 最終更新日:2011/09/20 書評(書籍)



読了の所要時間は1時間くらい


英語のドラマをずっと見続けるというのはおもしろい方法だ。内容によっては一石二鳥か。しかし、どのドラマを選んだらいいのか分からない。また、借りるのは面倒なので、廉価版を買えるものがいいと思う。そういうものをDVDにして自分の部屋のパソコンから見るようにすれば家族への迷惑も最小にできるのではないかと思う


「クリティカルエイジはあるが、それは克服できる」というのは多くの人に希望を持たせる物言いだ。これを知って自分の可能性を再認識するだけでもこの本の価値はあった


子供に物事の仕組みを理解させるような誘導を行うことも、なるほどと思った。昨日の本で整理されていたようなプレイン・フィールドからの理解を容易にする効果があるのではないかと思う


リラックスの仕方については、年をとるに連れて意識的になってきたと思う。気がつくと足に無意味な力が入ってきている(このように自覚できるということ自体、大きな進歩なのだが)。一つには運動を平時から行っていないということがあり、身体を動かすことで積極的に力を開放するということがあると思う




p21.「勉強だけができる人」と「頭が良い人」の違いは何でしょうか? 決定的な違いは、「高い視点を持てるか」ということです。この「高い視点を持つ」ということを「抽象度が高い」と本書では説明します


p37.クリティカルエイジは、土台を作ってそれを固定し、人格を維持する意味がある。私もそうですが、バイリンガルの人は英語を話しているときと、日本語を話しているときの人格は違います


p41.私が主張したいのは、「クリティカルエイジはあるが、クリティカルエイジは克服できる」ということなんです


p44.クリティカルエイジを克服して英語脳を作るための第一段階は日本語脳の活性化を抑えることです


p48.予測する訓練をする。1980年代にエルマンという人が実証したエルマンネットという概念などに基づいたやりかたです。あらゆる英語の文章を見せ続けると、名詞、動詞とかいう品詞別の区別も含めたネットワークができるようになります


p53.英語脳の基本的なカラクリは簡単です。・日本語脳の活性化をさせない。・次を予想する(決して暗記しようとせずに、次を予想する)。実際に、私が勧めている方法は、英語のドラマを何度も繰り返して見続ける方法です。1日最低でも5時間、できれば12時間以上、これを3週間は続けてください


p55.この方法に近いことがかつてアメリカのスパイ訓練で行われています。初期のベルリッツのトータルイマルジョン法です。たとえばロシア語がしゃべれない国務省の官僚に対して、1日11時間ロシア語だけしゃべりつづける。それも11人の教師が1時間ごとにずっとくる。それを何日間も続けると、ものすごい勢いでロシア語ができるようになるという方法です


p67.いままで体験したことや学んだことを、きちんと抽象化できていれば新しい学習が圧倒的な速さでできるようになるのです。レオナルド・ダ・ヴィンチのような人は、ありとあらゆることにたけていたわけですが、それはそれぞれを必死になって学んだわけじゃありません。それぞれ学んだことを全部抽象化(ゲシュタルト化)しているので、次のことはベースとなる知識があれば全部その場でマスターできてしまっていたというわけです


p74.「とにかく子供には小さい頃から、物事のカラクリを説明させてたんだ。何でもいいけどね。信号で止まると、『何で車は信号で止まらなきゃならないんですか』っていう質問をする。そうすると、子供が一生懸命説明する。とにかく世の中に対して説明をいつもさせてたんだ」まさに、説明するという行為をさせることで抽象度の高い世界を作るという訓練をさせていたんです


p78.「新しい脳」を作る方法:①リラックス状態をつくる②コンセントレーション状態をつくる③超並列脳をつくる


p84.現代人は本来緊張する場面でもないのに、ストレス状態を消すことができなくなってしまっているのです


p86.リラックス度を高める方法の一つとして、逆腹式呼吸法があります。すごく単純で、息を吐き出しながら身体を緩めます。吸い込むときは何も意識しないで、息を吐き出しながら身体を緩めます。具体的な方法としては、息を吸うときにおなかをへこませ、息を吐くときにおなかをふくらませます。口と鼻の両方で吐いていいので、ゆっくりゆっくり息を吐きます。とにかく、息を吐くときに全身をありったけ緩めることが重要です。この逆腹式呼吸を5分から10分やります。得意な人は20分くらいやってもいいですが、それだけだと飽きると思うので5分から10分でいいと思います。自分の手とか足がグテッと力が緩むまでやります


p89.コンセントレーションは、とりあえず何か一つのことだけに意識を集中させます。その一つ以外は全部無意識状態になります。脳の全体を無意識状態にすることが目的です


p91.なぜ、脳を無意識状態にする必要があるのかというと、無意識状態の脳が最も学習に適しているからです。脳が無意識状態になると、逐次処理している意識のボトルネックがはずれ、並列処理の超並列脳に変わります


p92.実は、この超並列処理は、無意識はいつもやっているのです。心臓の鼓動がドキンドキンとやっているおかげで呼吸するのを忘れている人はいません。歩いているおかげで心臓を動かすのを忘れている人もいない。だからみんな無意識の世界では同時にできているのです


p96.何か一つのことだけに意識を集中させる方法は、古典的な臨床催眠における凝視法と同じです。私がお勧めするのは、リラックス状態をつくったあとに、自分で目をつぶって、おでこのどこか1ヵ所だけをじっと見る。その1ヵ所だけをずーっと凝視するだけでいい。目をつぶったまま眼球を上に向けるのです。ラピッドアイロールという方法です


p107.次を予想するようにするのです。覚えていれば当たりますし、間違えば記憶にとどまります




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