塚田紀史「『思想する住宅』を書いた作家・書誌学者林望氏に聞く(Books&Trends)」週刊東洋経済2011.10.15

公開日: : 最終更新日:2012/02/10 書評(雑誌), 週刊東洋経済



確かにすべて正論だ。要は、お仕着せに任せきりにして、自分で考えてないのではないか、ということ


ただ、自分がそれほどに住宅について意見があるのか、その裏付けとなる学識経験があるのかということ。壁紙一枚から選べる、と言われても困ってしまう。街中を見ていても、長く売れてないなあ、と思っていた土地が、適当に建売りにすると簡単に売れてしまうというのも事実


むしろ、信頼できる業者に任せて作らせる。ここで言われるような大きな切り口で、同意できるところを伝えて、というのが、落としどころであるように思う。


まず、小さな家やマンションでは、南向きにはこだわらない。寒暖の差が激しく、日光により本など部屋の中のものも痛みやすい。それでプレミアムがついているのであれば、なおさらだ


和室も著者に同感。フローリングが流行っていることに頷くのは、畳の使い勝手の悪さ、またダニなどの衛生面での傾向もあるように思う。畳だと交換する必要など、変な心配も増える


応接間もしかり。そういう意味では将来の子ども部屋、などというのも本当は無視すべきなのだろう


田舎に広い土地っていいな。田舎の土地の売買の不思議、というくだりにはニヤニヤした




・「南向き信仰」は、住宅を狭苦しく融通の利かないものにしている。農家建築の呪縛だ。都市住民になってもなかなか頭が切り替わらない。江戸時代の庶民は、長屋住まいで日当たりは関係ない。その代わり井戸端という寄り合いで、日にも当たりコミュニティを温めた


・和室は必要だというなら、そこでどう生活するのか示してほしい。高齢者こそいすとベッドが必要なのではないか


・応接間もいらない。家は自分と家族のためのもので、来客をもてなすための道具ではない。滅多にこない客のために特別な部屋を用意しておくのは、無駄というもの


・首都圏でも直下型地震が起こるかもしれない。過密な大都市の中で押し合いへし合いしながら住んでいるのがいいのか。交通機関も発達してきたことだから、千葉県の過疎化している地域に広い土地を求めて住むというのもいい


・田舎の土地は不思議なもので、こちらか買いに行くと高い。向こうから買ってくれと言われると、それこそその何分の一かで買える。だから、田舎の土地はこちらから求めない。購入の希望を地元の信頼できる事情通に伝えておいて、向こうから行ってくるのを気長に待つことだ




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