阿刀田高「アイデアを捜せ」文藝春秋
公開日:
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最終更新日:2012/10/24
書評(書籍)
20120211211338
聖書を知っていますか、の一連は昔読んだ。軽妙洒脱な味わいの文章という記憶がある
国会図書館で働いていたときに、縁あってちょこちょこと納本を読んだというところも、いい時代にいいところにいたのだなあ。ただ、そのときに知ったセレンディピティという言葉はいまiOSからも変換できるし、セイロンの王子の話もネットで簡単にアクセスできる。時代の違いを感じる
現代的な意義はないのだろうけど、考え方が役に立つ。この著者には悪いが、話の持ってき方がぼんやりしているのが、小説でない、本書のようなばあいにはピンとこんなくなって好ましくないかな
p165. 小説を意味するノヴェルは、欧米語の”新しい”に由来している。なにか新しい話を提示するのが、小説の本来的な機能であったからである
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