ちきりん「自分のアタマで考えよう」ダイヤモンド社

公開日: : 書評(書籍)



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著者って最近、素性が割れちゃったんだよなあ。その話って、この本の内容を見ていても、まったく違和感を感じないな


ブログの延長線上の話のような気がする。常日頃、よほど自分で考えているのだろうと思わせる説得力が最初から最後までの行間によく読み取れる


中学生でも読める内容。義務教育に含めるべき類のものだ


といいつつ、義務教育をとうに終えているはずの自分も、最初のプロ野球のファンの構成の話では、まんまと自分の予断の影響を受けてしまった


でも、メモしたところは違ったりする。というのも、事例がいちいち面白い。プロ野球もそうだ。それ以外にも婚活女子やら日本の大企業が求める学生などで2軸4象限をキレイに説明したり、2001/09/11米国同時多発テロの例だったり




p121.つまり彼女らは、「経済力よりは相性のほうが、自分の努力で改善できる余地が大きい」という合理的な判断をしているわけです。別の言葉で言えば、このふたつの基準の中の優先順位も明確であるということでしょう。なお経済力もなく相性も合わなければ、即座に「圏外」ボックスに入れられるのはみなさんもよくご存知の通りです


p123.大事なことは(婚活女子を見習って!)「我が社にとって大事な条件」をひとつかふたつに絞り込むことなのです。ちきりんの独断と偏見で決めつければ、日本の大組織で成功するために重要な条件はすばり、「我慢する力」と「空気を読む力」でしょう。大企業は最初から正直にそうぶっちゃけ、このふたつの条件で学生を採用すればいいのです


p160.米国の大学生は、1年生のときから休暇ごとにインターンやアルバイトを経験します。3か月近い夏休みには複数のインターンを経験する学生も少なくありません。勤務先は大手メーカーや金融機関、コンサルティング会社もあれば、NPOやスタートアップ、国際機関、海外政府などさまざまです。それは学生をお客様扱いする日本の大企業のインターンとは異なり、未熟ながらも学生を一人前の労働者として扱う制度です。彼らは学生の間に多種多様な”社会人経験”を得ているのです。欧州でも、多くの学生が長期にわたってインターンを経験します。特にドイツでは、8年から10年も学生を続けながら、毎年あちこちでインターンを経験し、30歳くらいで最初の職業を決める人も少なくありません


p221.CNNがパニック映像を興奮気味に放映し、NHKが日本企業に所属する日本人正社員名を読み上げている間、BBCでは早々にテロの背景分析を行う討論番組が始まっていました


p222.イギリス人がBBCしか見ず、アメリカ人がCNNしか見ず、日本人がNHKしか見ないのであれば、それぞれの国の人に世界はまったく異なって見えるのだろうと思えたからです。私たちは一つの大事件を目にして、こんなにも違う世界を見ているのだと感覚的に理解できたことは、そのときの私には、テロ事件と同じくらい衝撃的なことでした







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