Kindle Paperwhiteの返品
公開日:
:
PC周辺
20140803231012
「Kindle Paperwhiteの購入(試用?)」の、その後。
なかなか有料で良質の本に巡り会わない中で、無料本のなかから人気の作品を何冊か読んでみた。いずれも本自体は読みやすかった。
夏目漱石の「こころ」を初めて読んだ。それほどの感動なし。あらすじもひねりがなく簡単に予想できたし。本質も浅いところがあって、やっぱり大正の作品なんだなと思った。それとも自分が年を取ったか。
吉川英治の「黒田如水」を読んだ。吉川作品はこどものときに三国志を読んで以来だ。これも文体が古くてあまりなじめなかった。小寺家が織田方につくために黒田官兵衛が岐阜に向かうところから、有岡城での幽閉を経て1万石の大名になるところまで。内容としてはちょうど大河ドラマとかぶるものでもあり、小さな設定の違いこそあれ、こちらも予定調和な内容。
以下、その後、気がついた点。
ページのめくりやすさは、紙の本にない快適さ。Kindleを両手に持って両方の指で交互にめくることでスキミングが早くなる。これは物理的な大きさが変わらないKindleのよいところだ。厚さや大きさの異なる紙の本ではこうはいかない。なお、ページのめくりについては他のメニューのような操作のもっさり感もなかった。
オーナーライブラリーを人気順に見ても魅力的な作品がなかったりするのがマイナス要因。印刷された本として本屋に置いてないものばかりというは良いとしても、正直そのジャンルがおかしい。Androidアプリのような安易そうなものや成功本やアダルトなものばかり。
また、アプリケーションエラーが頻繁に発生するストレスもあった。作品のページを繰るときも発生するし、メニューの画面やあたらしく本をダウンロードするための選択画面でも発生した。
意外だったのは、電池の持ちが、期待していたほどではなかったことだ。これではとても数週間も持たないと思う。10日くらいで充電を行った。使いすぎなのかもしれないが、このくらいのユーザーでそれなら、それは長持ちとはいえないのではないか。
本を読んでいるときに、ハイライトして辞書を表示させることができる。ここで何点が2点。まずは、ハイライトさせる操作が指先でのタッチの操作で難儀すること。次に、うまくハイライトさせても対応する言葉の意味が表示されないことだ。これはひどい。自分の場合はなぜか、常に「ろうそく」とか、なんだよ、無関係のわけの分からない字句の意味が表示されて不愉快になった。
その後の気づきも含めて総合的に考えると、返品することにした。返品は、少し戸惑うところもあったが概ねスムーズに行った。
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